スター候補生インタビュー④ 野球 川瀬堅斗(大分商業高校3年)「高校3年間の野球生活に悔いなし。積み上げたものを出したい」
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高校2年時からプロ野球のスカウトが注目していた川瀬堅斗。マウンド上で物おじしないふてぶてしさと最速147㌔のストレートが魅力の右腕は、粗削りだが滞在能力を認められオリックスの育成1位で指名された。5歳年上の兄・晃(ソフトバンク)を目標に、同じプロの世界で戦うことを決めた川瀬は、まずは一軍のマウンドに立つために支配下登録選手になることが目標となる。「育成選手からの出発だが、この決断に迷いはなかった。何も失うものはないし、恐れるものはない。チャンスは必ずあるのでアピールしたい」と早くも戦闘モードに入っている。
Q:昨年12月にオリックスの新人選手入団発表記者会見を終えましたが、率直な感想は?
一段落がついたという感じ。緊張することはなかったですが、こういった行事が増えると段々とプロになるんだなという実感が湧いてきます。技術面、精神面、全てにおいて力をつけないとプロの世界では活躍できないと思っているので、合同自主トレまでに全ての面でレベルアップをしたいです。
Q:コロナ禍の中での2020年を振り返って。
高校野球の最終年でしたが、次々と大会が中止になり、思ったような結果が出せなくて悔しかったです。春のセンバツ中止はショックだった。夏の甲子園の中止は覚悟していたのでダメージは少なかったけど残念でした。ただ、最後に交流戦という形でしたが甲子園で試合をして終われたのは良かったです。
Q:甲子園のマウンドは格別でしたか?
ずっと目指していた場所だったし、他の球場とは違いました。これが憧れていたマウンドだと思って、一球一球思いを込めて投げました。高校2年生の夏の予選決勝で負けて、あと一歩で甲子園を逃した。最終学年で次こそはという気持ちで練習し、秋の九州大会で準優勝して選抜の出場権を得ることができました。思うような形ではなかったのですが、目標は達成できました。