スター候補生インタビュー② バレーボール 室岡莉乃(東九州龍谷高校3年)「最高で金、最低でも金」

2021/01/02
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 全国屈指の強豪校である東九州龍谷で1年生の頃からレギュラーとしてコートに立ち、昨年の春の高校バレーでは日本一を経験し、最優秀選手賞にも選ばれた室岡莉乃。バレーボールにおいて身長163㌢は小柄と言わざるを得ないが、それを補う身体能力がある。最高到達点が297㌢に達するジャンプ力こそ、室岡が「小さな巨人」と呼ばれるゆえんだ。5日から開催される春の高校バレーで、最も注目の集まる選手となるエースが意気込みを語った。

 

 

Q:間もなく春の高校バレーが開催されますが、チームの仕上がり具合、個人としてのコンディションはいかがですか?

 今年はインターハイ(全国高校総体)、国体などがなく、1年生が全国規模の大きな大会で試合ができていません。東龍(東九州龍谷)は部員が少なく、全学年の力が必要なので経験の少なさは不安があります。でも、日本一を経験した2、3年生が1年生の力を引き出し、全部出し切れる雰囲気を作れば問題はないと思っています。個人としては状態が上向きだし、チームとしては平均身長が低いので、テンポやリズムを大事にして、高速バレーの精度を極めたい。全員の気持ちが一つになれば日本一連覇はできるはずです。

 

Q:エースでキャプテン、かなり重荷を背負うのでは?

 高校最後というプレッシャーが3年生にはあるし、今年はコートに立つ3年生が少ない。一人で背負えない分は佐村(真唯)や折立(湖雪)ら2年生のガッツがある選手が、気持ちを全面に出して盛り上げてほしいです。自分は感情を表に出す方ではないので、プレーでチームを引っ張りたい。責任は3年生が負うのは当然だし、これまでの先輩もそうだった。下級生には伸び伸びプレーをしてほしいです。

 

Q:キャプテンとして心掛けていることは?

 1年生には特に東龍としての心構え、春の高校バレーに対する3年生の思いというのを伝えています。これまで私が先輩から受け継いだこと、感じたことは言うようにしています。最近はミーティングのあとに、みんなで手を繋いで「最高で金、最低でも金」と掛け声を掛けて解散しています。自分たちの代で日本一を取りたい思いは、どんどん強くなっています。

 

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