スター候補生インタビュー① 野球 若杉晟汰(明豊高校3年)「強気のピッチングで1年目からローテーション入り目指す」

2021/01/01
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 高校2年の頃からエース番号を背負い、春のセンバツ高校野球のマウンドに上がった若杉晟汰。最終学年となってからはキャプテンを担い、本気で日本一を目指した。しかし、コロナ禍でセンバツも夏の全国高校野球選手権も中止。途方に暮れながらも自分と向き合い、代替大会となった甲子園高校野球交流試合でベストピッチングを見せて、社会人野球という次のステージを射止めた。172㌢、70㌔。投手として決して恵まれた体格ではないが、キレのあるストレートを武器に強気のピッチングで躍動した左腕。激動の1年間を振り返り、来るべき新シーズンへの思いを語った。

 

 

 

Q:今年1年を振り返っての感想は?

 新型コロナウイルスの影響で次々と大会が中止となり、日本一を目指すことさえ奪われた。目標がなくなり、残念で悔しい思いしかなかったです。センバツ中止の知らせを聞いたときは「夏がある」と気持ちを切り替えることができましたが、夏の大会が中止になったときは、頭が真っ白になり、夢か現実かはっきりしなくて、言葉が出ませんでした。次の目標を見つけ出すまで少し時間がかかったけど、ここで何もしなくて終わるのではなく、(プロ野球や社会人野球など)上でやるために練習しなければいけないと思って、練習に取り組むことができました。

 

Q:その成果は甲子園高校野球交流試合で出せたのでは?

 チームの勝利のためにという思いもありましたが、自分をアピールする最後の場所だと思っていたので、1試合にかける思いは強かったです。今までで一番いいピッチングができ、高い評価をいただきました。観客のいない甲子園の雰囲気は異様でしたが、自分たちの代でつかんだ甲子園は、2年の頃に経験した甲子園とは別物でした。高校野球にとって甲子園って最高だと、あらためて思いました。

 

Q:2年から「明豊のエース」として活躍しましたが、プレッシャーはあった?

 当時から責任感やエースとしての心構えはあったつもりですが、先輩が自分のことだけに集中できる環境をつくってくれて、伸び伸びできました。3年になってからはキャプテンになったこともあり、これまで以上に責任が重くなったけど、2人の副キャプテンのサポートがあり、助かりました。

 

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