県スポーツ少年団駅伝交流大会 男子 26年ぶりの頂点に立った挾間陸上クラブ 【大分県】
陸上競技
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大分県高校総体 陸上
5月23〜25日 クラサスドーム大分
「闘魂」をテーマに強気で攻めた。大分雄城台の女子スプリントチーム――。100メートル、200メートル、400メートル、800メートル、100メートル障害、400メートル障害、400メートルリレー、1600メートルリレーの8種目で頂点に立った。短距離走のスペシャリストである穴井伸也監督のもと、大事な舞台で気を吐いた。
粒ぞろいの布陣だった。脚の長さを生かしたストライド走法が持ち味の佐藤鈴音(3年)は、リレー2種目を含めた4種目で優勝した。中でも400メートルは人生初レースながら、目標通りの56秒台をマーク。「強い仲間たちとの切磋琢磨が今の自分を支えている」と感謝した。
2023年に全日本中学校陸上選手権で100メートル5位の森なつみ(同)。今大会は向かい風ながら100メートルで自己ベストを更新し、11秒89で優勝。日本代表で大分雄城台出身の兒玉芽生(ミズノ)が持つ大会記録(11秒83)に0秒06差に迫った。「落ち着いてゴールだけ見て走った」と勝因を挙げた。

400メートルの表彰を前に、涙があふれた選手もいた。2位の長野梨心(3年)だ。昨年はけがと病気による手術で走れない日が続いた。昨年12月に復帰。困難を乗り越えて臨んだレース。「支えてくれた人たちに結果(優勝)で恩返しができず悔しい」。自分のためだけではないという思いを力に変え、400メートル障害で2位、1走として出場した1600メートルリレーは優勝に貢献した。
100メートル障害で14秒07の大会新記録で制した阿部絢音(3年)、800メートル1位の利光愛理(2年)、400メートル障害1位の望月あおい(同)ら能力の高い選手が多い。潜在能力が光る山崎璃桜(100メートル2位、400メートルリレー1位)ら1年生の台頭も刺激を与えている。総力を結集する400メートルリレーは「全国高校総体優勝」を目標に掲げており、46秒44でチームベストを更新した。

強さの秘訣は何だろうか。望月が「選手同士の仲が良く、穴井先生がうまく気持ちを上げてくれる」と言うように、どの選手も一貫して部内の良好な関係性と信頼感が最大の強みと胸を張る。選手の個性や希望に応じた育成を心掛ける穴井監督は「人間的に優しい生徒ばかり。勝負事の最後の場面で弱気にならないように、闘志を持つことを今大会のテーマにした」と振り返る。
次の舞台は全国高校総体の出場権を懸けた北九州地区予選(6月19~22日・クラサスドーム大分)だ。各種目でさらなる記録更新を狙い、全国高校総体で大輪の花を咲かせるつもりだ。
(坂本陽子)
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