全国大会冬の陣②　バスケ男子　柳ケ浦　万全を期し、３回戦突破狙う

2020/12/08

冬の全国大会

　初戦の相手となる新田（愛媛）は高さはないが、全選手に走力があり、球際も強い。柳ケ浦としては、真っ向勝負を挑みながら、成長著しいドゥルグーン（２年）のインサイドを使って効率よく得点を狙う算段だ。連戦となる２回戦の対策も万全で、外部トレーナーを帯同し、体力回復、コンディション調整にも力を入れる。中村監督は「携帯型の酸素カプセルを用意するし、今年はコロナ対策など会場への移動も細心の注意を払わなければいけない。コートに上がるまでの準備はスタッフの仕事」と、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるように支える。

　３回戦まで勝ち上がれば３連覇を目指す福岡第一との対戦が予想される。「勝ち上がるプランは明確になった。まずは過去最高の２回戦を突破し、福岡第一と戦いたい」と中村監督。すでに対戦相手のデータ収集を終え、綿密な対策を連日練っている。仲間とドゥルグーンを軸に運動量のある選手が脇を固め、流れを変える６番手として磯川純之介（３年）を筆頭に、ベンチにはシューターや守備のスペシャリストなど特性を持った選手が控える。仲間は「弱気は伝染する。ブレない気持ちを持って自分がチームを引っ張る」と強い覚悟を持って、高校最後の舞台に挑む。