全国大会冬の陣⑪ バレー女子 東九州龍谷(東龍) 日本一連覇に向けて隙なし

2020/12/20
  • 冬の全国大会

日本一連覇の3カ条

 

・高速バレーの徹底

・2年生スパイカーの爆発

・平常心でコートに立つ

 

 日本一連覇に向けて気負いはない。全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県予選は、1セットも失うことなく頂点に上り詰めたが本調子には遠かった。竹内誠二監督は「県予選は内容より結果を重視した。完成形は本戦までに精度を高めていけばいい」と計画的に強化を進めている。県予選後も自分たちのスタイルを確立し、反復練習で徹底する。9㍍のコート幅を最大限に使い、ネットの白帯を沿うような速いトスをスパイカーが巧みに打つ。これまで幾度と日本一を手にした高速バレーができれば勝てる算段がある。

 

 また、今年のメンバーは昨年の日本一をコートで経験した選手が5人そろう。全国の強豪校に比べて身長は高くはないが、佐村真唯、折立湖雪の2年生スパイカーは仕上がりが良く、強打を打てるようになった。さらにどんな体勢からでも得点できる大エース室岡莉乃(3年)も調子を上げている。竹内監督は「室岡に関しては心配はない。春の高校バレーに照準を合わせて自分で調整できる」と絶大な信頼を寄せる。

 

仕上がりが順調な佐村真唯

 

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