主将奮闘記 柳ケ浦高校野球部 田原光太郎(2年) 【大分県】

2025/02/16
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 柳ケ浦が20年ぶりにセンバツ高校野球の切符をつかんだ。チームをけん引するのは、精神的支柱であり守備の要でもあるキャプテンの田原光太郎(2年)。粘り強い守備と声を武器に、チームを一つにまとめるリーダーだ。田原が目指す理想のキャプテン像とは? そして、大舞台へ向けた覚悟とは? 熱い思いを胸に抱くキャプテンに、チームの強みやセンバツへの意気込みを聞いた。

 

Q:3月のセンバツ高校野球の出場が決まって3週間余りがたちましたが、実感は湧いてきましたか?

 最初はあまり実感がなかったのですが、練習のメニューやチームの雰囲気が変わってきて、だんだんと「センバツに行くんだ」と感じるようになりました。特に、宇佐市長への表敬訪問や、多くの方から応援の言葉をいただいたことで、改めてセンバツ出場の実感が湧きました。

 

Q:福岡出身ですが、柳ケ浦へ越境入学を決めた理由は?

 中学時代の指導者が柳ケ浦出身だったこともありますが、一番の理由は鈴木聡監督の存在です。鈴木監督が率いるチームなら甲子園を目指せると思い、入学を決めました。監督はとても熱く、僕たちを自分の子どものように見てくれます。悪いことはしっかり叱り、良いプレーはしっかり褒めてくれる。まるでお父さんのような存在です。

 

Q:昨秋の九州地区大会県予選で準優勝、九州地区大会で4強入りを果たし、センバツ出場を決めました。これまでの試合を振り返ってどう感じますか?

 キーになったのは、九州地区予選の別府翔青戦(2回戦)です。2対1で勝ちましたが、危ない場面もありました。でも、そこで粘り切れたことがチームの自信につながりました。あの試合の勝利で「みんなで戦うんだ」という一体感が生まれたと思います。支部戦や私学大会では自分たちの力不足を痛感し、それが秋の大会での成長につながりました。

 

チームを一つにまとめるキャプテン

 

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