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全国大会冬の陣① 駅伝男子 大分東明 8位入賞が最低限のノルマ

全国大会冬の陣① 駅伝男子 大分東明 8位入賞が最低限のノルマ

昨年6位を上回るための3カ条

 

・チーム内での競争

・1区から流れを作る

・3年生の頑張り

 

 全国高校駅伝競争大会で10年連続19回目の出場となる大分東明の男子駅伝部。恒例の都大路での試走を終え、本番に向けて調整に入る。井上浩監督は「昨年6位だった順位を死守したい。最低でも入賞の8位がノルマ。メンバー10人の実力は昨年以上だが、日替わりで主役が変わるので力量を見極めたい」と、直前まで選手のコンディションをチェックして選考するつもりだ。

 

 主軸は昨年の大会で出走経験のある小山晴空、庭瀬俊輝、ダンカン・キサイサの3年生3人。小山は夏合宿以降、好調を維持しており長距離区間を任されそう。けがで出遅れた庭瀬の復調具合は気掛かりだが、完全復活すれば大きな力となる。昨年3区で力を発揮できなかったキサイサは、成長著しい同じ留学生のダニエル・ディリツ(1年)が刺激となり、高いレベルで競争している。コロナ禍で大会の有無も分からない中、高校最後の舞台に向けて揺れる思いと格闘しながら走り続けた大森惇史、繁永永遠ら3年生も調子を上げている。

 

全国6位以内を目指す

 

 今年の全国高校駅伝競争大会県予選は、都大路と高低差の似た通常の安心院コースと異なり、大分スポーツ公園内周回コースで行われたため、「本戦に向けてシミュレーションができなかった」と井上監督は頭を抱える。それでも11月にあったトラック競技で主力メンバーが安定した記録を出し、めどが立った。2年生の柴戸遼太が1500㍍、5000㍍で大幅に自己記録を更新したのは明るい材料となった。

 

 全国に向けて作戦を練る井上監督は、「近年の高速レースにおいて、序盤区間での出遅れは挽回できない。駅伝は流れが大事。1区から流れを作り、勝負区間で(勝負を)決めたい。幸いトラックのスピードより、ロードのアップダウンに強い選手が多い。本番で底力を見せてくれると思っている」と勝機を見いだしたようだ。柴戸は「監督のポイントを絞ったメニューに取り組み、走るコースをイメージしながら練習したい。じわりじわりと緊張感を感じているけど、それも楽しめるようにコンディションを整えたい」と初出走に向けて気負いはない。

 

本番に向けて最終調整に入る 

 

(柚野真也)

 

全国大会冬の陣

②バスケ男子 柳ケ浦 万全を期し、3回戦突破狙う

③駅伝女子 大分東明 苦難を乗り越え、目標は10位以内

④サッカー女子 柳ケ浦 史上最弱から史上最強に

⑤ラグビー 大分東明 スピードを生かした展開ラグビーでベスト8を狙う

⑥サッカー男子 日本文理大学付属 愚直に謙虚に取り組み、まずは初戦突破を目指す

⑦弓道男子 大分南 攻めの気持ちで射抜く

⑧バスケ女子 中津北 全国仕様で爪痕残す

⑨弓道女子 津久見 全国選抜初出場、感謝の気持ちを射に込める

⑩バレー男子 大分南 2枚エースにプラスアルファで勝利を目指す

⑪バレー女子 東九州龍谷(東龍) 日本一連覇に向けて隙なし

 

大会結果