県高校総体前特集 バスケットボール男子② 理想のチームとなりつつある大分上野丘

2021/05/12
  • 高校総体

 バスケットボールの県高校総体が29日から始まる。準々決勝まではトーナメント方式となり、その後は勝ち抜いた4チーム総当たりの「決勝リーグ」で全国高校総体(インターハイ)出場の1校を決める。男子の県高校総体前特集の第2回は、前回大会と南九州四県対抗バスケットボール選手権大会県予選(南九予選)で準優勝した大分上野丘を紹介する。

 

 中学時代に全国大会を経験した選手が最終学年となり、下級生にはスピードや高さに秀でた選手が加わり戦力は整った。今村泰三監督は「理想に近いメンバーがそろった。今年はチャンスの年」と期待する。今村監督の理想は「オールラウンダー5人が、点を取りアシストもする。速攻やここぞという場面で外角からのシュートが決まる」。そんなチームの原型が今年はあるという。

 

 監督の理想を最も体現するのがキャプテンの安部剛史(3年)。運動量とスピード、技術を備える。得点能力が高く、最近は飛び込みリバウンドを身に付けた。身長は172㌢だが「『小さいからリバウンドを取れない』というのは言い訳でしかない」と、高い次元でバランスの取れた選手になった。今村監督からの信頼は厚く、「剛史がチームの中心であることは間違いない。周りをうまく使えるようになれば、対戦相手にとってもっと怖い存在になる」とさらなる成長を期待する。

 

チームの精神的支柱でもある安部剛史

 

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