#スポーツのチカラ 県高校総体 バスケットボール男子 大分上野丘がシード3校を破り準優勝

2020/08/22
  • 高校総体

大分県高校総体

決勝   60-102 別府溝部学園

準決勝  62-60 中津北

準々決勝 59-55 大分舞鶴

3回戦  73-32 佐伯豊南

2回戦  54-50 日田

1回戦  106-30 日出総合

 

 ノーシードから決勝戦まで駒を進めた大分上野丘の躍進劇は痛快だった。3日間で行われた県高校総体バスケットボール競技で、1日2試合の過酷スケジュールを3度続ける体力と気力は掛け値なしに称賛できるものだった。進学校ゆえに練習時間は短く、大会前は期末考査があり練習は自粛。さらにコートは女子部と共有するため半面しか使えない状況であった。今村泰三監督は飛躍の要因を「接戦をものにして勝ち上がったことで、一人一人の力が上がった。高校年代の成長は爆発力があり、大会期間中に結果とともに飛躍するケースがあるが、今回はそれ」と分析する。

 

 2回戦で古豪・日田に4点差で勝利し、ひと山越えた。ここで選手に自信が生まれた。キャプテンの小林巧(3年)を中心に、中学時代に全国大会を経験した安部剛史を筆頭とした2年生が支える。フリーでボールを受けるために動き、パスをつなぐ。パスを出したら止まらずに動き出す。バスケットボールの基本を忠実に守っているにすぎないが、相手のマークをきれいに外してシュートを打つから成功率も高い。守備においても相手と一定の距離を保ち、シュートを打たせてもしっかり手を上げてチェックする。リバウンドはスクリーンアウトを徹底し、相手を飛び込ませない。

 

 勝負どころで得点を決めた小林巧

 

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