別府溝部学園高校 高さを武器に新興勢力が台風の目となる!

2018/10/07
  • 冬の全国大会

バスケットボール男子 ウインターカップ県予選(2)

 

 高校バスケットボールの年内最後のビッグタイトルとなる全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)の出場権を懸けた県予選が10月13日から始まる。注目校と選手を中心に紹介する連載の2回目は別府溝部学園。

  

 創部4年目にして、6月の県高校総体では3位と好成績を残した溝部学園。着実に力をつけ、強豪校としてその名を知られるようになった彼らのプレーは、高さとスピードが持ち味。特に2m越えの長身選手の高さを生かしたゴール下のシュートやリバウンド力は、他のチームを圧倒する。県高校総体では3点シュートとフリースローの成功率の低さを露呈し、守備ではシュートを簡単に打たせすぎたことが課題となった。

 

 指導2年目の末宗直柔コーチは「県高校総体は通過点。目標はウインターカップだ」と選手たちに言い続けてきた。強化期間と位置付けた夏休み、ディフェンスと体力強化に重点を置いた。最後まで集中力を切らさず、走りきるためのメンタルを強化するため、アシスタントコーチやトレーナー陣もバックアップし、心のケアにも力を入れている。

 

 注目はキャプテンの島袋琉太(3年)。2期生として入部した島袋は、部員数の少なかった時代から一度も休むことなく、ひたむきに練習に励んでいる。「チームメートに行動で示す芯の強さがある」と末宗コーチも期待を寄せる。島袋のバスケに対する真摯な姿勢にチームメートも感化され、「キャプテンのために頑張ろう」という思いも強い。ウインターカップ2次予選では毎試合やるべきことを見失わず、着実に勝ち進むこと。今大会も台風の目として大暴れしそうな予感はある。

 

夏場に走り込み、守備力を強化した

 

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