天皇杯全日本サッカー選手権 90分間をプランニングしたヴェルスパ大分が県代表に

2020/08/18
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県サッカー選手権大会(兼天皇杯全日本選手権大会県代表決定戦)

8月16日 決勝戦 昭和電工サブA

ヴェルスパ大分3−0日本文理大学

     前半1−0

     後半2−0

 

 練習通りのC Kからネットを揺らした。前半15分、長身F W中村真人にマークが集中することを逆手に取り、背後の開いたスペースに浦島貴大が飛び込み、頭で合わせた。今季加入のベテランD Fは、「今日は先制点が大事になると思っていた。狙い通りの得点。追加点を早い時間帯に取れば、もっと楽な展開になっていたのだが、自分たちのサッカーはできた」と、新天地での初ゴールを振り返った。

 

 天皇杯県代表決定戦を兼ねた県サッカー選手権大会の決勝で、ヴェルスパ大分は自分たちのサッカーで終始試合を進めた。今季9年目のJ F Lで上位を目指すチームは、日本文理大学を相手に序盤から攻勢だった。前半5分に好調アタッカー利根瑠偉のバー直撃のシュートで口火を切る。安定した守備からボールを奪い、中盤を経由してテンポ良く前線につなぎ、アタッカー陣がスペースを突きながら主導権を握った。

 

 「(パスを)つなぐだけでなく、相手のプレーを見て背後を狙えた。今季はリーグ戦も天皇杯もレギュレーションが異なるが、一戦一戦を大事に戦うだけ。最終的にそれが結果につながればいい」

 キャプテンの瓜生昂勢は一戦必勝の思いを語った。選手は何をすれば勝てるかプランを練って試合に臨めている。炎天下の中で90分走り抜くことは不可能に近い。時間帯によっては、割り切った戦い方が必要になってくる。それを共通理解のうえで、試合の状況に応じて試合をコントロールしようとしていた。

 

3点目を決めた利根瑠偉

 

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