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全国大会冬の陣⑪ バレー女子 東九州龍谷(東龍) 日本一連覇に向けて隙なし

全国大会冬の陣⑪ バレー女子 東九州龍谷(東龍) 日本一連覇に向けて隙なし

日本一連覇の3カ条

 

・高速バレーの徹底

・2年生スパイカーの爆発

・平常心でコートに立つ

 

 日本一連覇に向けて気負いはない。全日本バレーボール高校選手権大会(春の高校バレー)の県予選は、1セットも失うことなく頂点に上り詰めたが本調子には遠かった。竹内誠二監督は「県予選は内容より結果を重視した。完成形は本戦までに精度を高めていけばいい」と計画的に強化を進めている。県予選後も自分たちのスタイルを確立し、反復練習で徹底する。9㍍のコート幅を最大限に使い、ネットの白帯を沿うような速いトスをスパイカーが巧みに打つ。これまで幾度と日本一を手にした高速バレーができれば勝てる算段がある。

 

 また、今年のメンバーは昨年の日本一をコートで経験した選手が5人そろう。全国の強豪校に比べて身長は高くはないが、佐村真唯、折立湖雪の2年生スパイカーは仕上がりが良く、強打を打てるようになった。さらにどんな体勢からでも得点できる大エース室岡莉乃(3年)も調子を上げている。竹内監督は「室岡に関しては心配はない。春の高校バレーに照準を合わせて自分で調整できる」と絶大な信頼を寄せる。

 

仕上がりが順調な佐村真唯

 

 セッターの新改星南(2年)に、リベロの新改栞南(2年)の双子の姉妹も好調だ。特に栞南は高速バレーを支えるレシーブが安定。「全国トップレベル」と竹内監督が太鼓判を押す。低い前傾姿勢で待ち構え、パスをつなぎ、セッターにピンポイントで返す。星南は県予選決勝でアタッカー陣とコンビネーションが合わない場面が散見したが、コミュニケーションを図り、打ち手が気持ちよく振り抜けるようにトスを上げる。

 

 絶対的なエースを擁し、脇を固める経験豊富な2年生がしっかり仕事をこなすチームに隙はない。184㌢の長身ミドルブロッカー飯山エミリ(1年)は東龍バレーになじみ、全国デビューに向けて気持ちが入っている。「力が入りすぎないように平常心で大会を迎えたい」と竹内監督。選手も指揮官の考えを理解し、日々の練習に集中し、日本一連覇へ静かに闘志を燃やす。室岡は「オレンジコート(春の高校バレー)で爆発できるようにしっかり準備をして優勝する」と力強く言い切った。

 

春の高校バレー2連覇を目指す

 

(柚野真也)

全国大会冬の陣

①駅伝男子 大分東明 8位入賞が最低限のノルマ

②バスケ男子 柳ケ浦 万全を期し、3回戦突破狙う

③駅伝女子 大分東明 苦難を乗り越え、目標は10位以内

④サッカー女子 柳ケ浦 史上最弱から史上最強に

⑤ラグビー 大分東明 スピードを生かした展開ラグビーでベスト8を狙う

⑥サッカー男子 日本文理大学付属 愚直に謙虚に取り組み、まずは初戦突破を目指す

⑦弓道男子 大分南 攻めの気持ちで射抜く

⑧バスケ女子 中津北 全国仕様で爪痕残す

⑨弓道女子 津久見 全国選抜初出場、感謝の気持ちを射に込める

⑩バレー男子 大分南 2枚エースにプラスアルファで勝利を目指す