県高校新人大会 サッカー男子 大分鶴崎が後半勝負で14年ぶりの優勝

2021/02/09
  • 新人大会

県高校新人大会 サッカー男子

決勝 2月7日 昭和電工サッカー・ラグビー場Bコート

大分鶴崎1−0鶴崎工業

 

 サッカーの県高校新人大会は7日、昭和電工サッカー・ラグビー場Bコートで男子決勝が行われ、大分鶴崎が1―0で鶴崎工業を下し、2006年度以来の3度目の優勝を果たした。

 7月の県高校総体で優勝した大分鶴崎は、3年生が抜けたが主力となる選手は変わらずにチームを構成。首藤謙二監督は「3年生が作ったいい流れを受け継いで、落ち着いて試合ができるチーム。決勝はなかなか展開が動かなかったが負ける気はしなかった」と振り返った。

 

 序盤こそリスクを避けて大きくクリアする場面はあったが、試合の経過とともに短いパスをつなぎ、ボールを持つ時間が増える。「いつものサッカーになった」と犬丸祥太朗(2年)。同じ中盤の高田優磨(2年)らと最終ラインからパスを引き出し、サイドや前線にボールを預けてはフォローし、試合を組み立てた。

 

 体力がものをいう後半から川野竜聖(1年)を投入してサイドを活性化する。「後半が勝負だと思っていた」と首藤監督の采配が的中。後半12分に左サイドの川野の突破から、逆サイドの椎葉倖羽(2年)が猛然と走り込み、足を合わせて先制点を奪う。県高校総体の決勝で逆転ゴールを決めた“持っている男”は、「たまたまです」と控え目な言葉で勝利を喜んだ。「でも、仲間がつないでくれたおかげ。信じて走り込んだ。そこにいることが大事だから」。走力とひたむきさでゴールを生んだ椎葉は、パスの出し手側の川野を逆に持ち上げてみせた。

 

決勝ゴールを決めた椎葉倖羽

 

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