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夏の主役たち2026 ラグビー 九州王者になった大分東明 最強世代が全国制覇に挑む 【大分県】

夏の主役たち2026 ラグビー 九州王者になった大分東明 最強世代が全国制覇に挑む 【大分県】

 大分東明ラグビー部が強固なチームづくりを進めている。昨年以上にサイズアップしたフォワード陣を擁し、本年度の高校日本代表候補には3年生8人が選出された「タレント軍団」。6月の全九州高校大会は2年ぶり2回目の王者に輝いた。今月21日から長野県の菅平高原で開催される「第13回全国高校7人制ラグビー大会」では悲願の日本一を狙う。

 九州大会は決勝で佐賀工業を17―5で破った。伝統的にフォワードの強さを誇る相手に対し、白田誠明監督はあえて真正面から勝負を挑んだ。「フォワード勝負で優位に立つ」。その狙い通り、接点で圧力をかけ続けて試合の主導権を握る。守備でも全員が役割を果たして流れを引き寄せ、後半は無失点。1年のSO吉中直生が先発出場するなど、新戦力もチームに刺激を与えている。キャプテンの吉田夏樹(3年)は「試合の入りが直近の大会で一番良かったことも勝因の一つ」と振り返る。

高校日本代表候補の3年生8人

 個々の成長もチームの底上げにつながっている。本年度の高校日本代表候補には8人が選出され、そのうち6人が6月末のTIDユースキャンプに参加した。PR神崎喜裕、FLナクルィランギ・サケナサ、NO8石井颯太、SO吉田、CTBナビニャータ・アパクキ、WTB山本愛翔が選出された。大分東明勢が最多の6人を占めた。

 合宿では「世界に勝つ」という目標に向け、ミーティングや戦術練習、U20日本代表の試合観戦などで研さんを積んだ。体格を生かしたアタック力が光る石井は「レベルの高い選手の中で、自分が通用するかどうかが不安だった。でも、ボールキャリーの部分で持ち味を出せた。高校日本代表に選ばれるように頑張りたい」と新たな目標ができた。

白田監督(前中央)の指示を聞く選手たち

 昨年準優勝に終わった全国高校7人制大会では、予選プールで富山第一、茗渓学園(茨城)と対戦する。スペースでの展開力を生かす競技を「全員で楽しもう」とベンチから盛り上げていく。7人制担当の横山陽介コーチは「(大分東明は)走力やハードワークのできる選手が多い。優勝を目指す」と力を込める。

 約80人の部員が競い合う環境も、大分東明の強さを支える。夏休みには東福岡や東海大大阪仰星などの強豪校と合同で合宿をする予定。白田監督は「いろいろなチームと対戦しながら、自分たちの強みを出したり、相手の良さを消したり、しんどい時にいかに我慢できるかを培う。サイズを生かして動ける筋力づくりや、ラグビーの理解度も上げていく」と話す。万能型のサケナサが全員の思いを代弁した。「冬の全国高校大会で日本一になる」。3年生を中心に結束を固め、夏を越えて一回り大きくなった姿を見せる。 (坂本陽子)


大会結果