県高校新人バレーボール大会男子 優勝を逃すも課題が明確になった大分南

2019/02/04
  • 新人大会

 県高校新人バレーボール大会の男子決勝が1月27日、大分市であった。決勝に勝ち上がったのは、ここ数年で一気に力を付け、昨夏の全国高校総体に初出場した大分南と、県内屈指の強豪校で、年明けの全日本高校選手権大会(春の高校バレー)に出場した別府鶴見丘だ。実力校同士の対戦は予想通り1セット目からデュースにもつれ込む接戦となったが、大分南は一歩及ばず準優勝に終わった。

 

 大分南にとって今大会は3年生が引退した後の初の公式戦。技術、経験ともに抜きん出た後藤太陽や、精神的支柱であった前キャプテンの麻生健太朗が抜けた穴は決して小さくなかったが、3年生の思いを受け継いだ1、2年生が躍動し、昨年の県高校総体からほぼ変わらぬメンバーで、成熟度に勝る別府鶴見丘相手に一歩も引かぬ戦いぶりを見せた。

 

 際立ったのは、成長著しい1年生エースの羽田野拓実と城井隆匡。ミスやブロックに止められる場面も多かったが、果敢に攻める姿勢に会場からは大きな歓声が上がった。試合後、羽田野は「今日は気持ちと技術、高さが足りなかった。まだ1年だが、苦しいときこそ自分がエースなんだという気持ちでしっかりやりたい」、城井は「鶴見丘に対策され、自分のプレーができなかった。城井に上がったら決めてくれる。そう思われるスパイカーになりたい」とそれぞれ振り返った。

 

エースとしての自覚が芽生えた城井隆匡

 

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