バスケットボール女子 ウインターカップ 大分が白星で全国デビュー

2021/12/24
  • 冬の全国大会

 初出場・初勝利で幸先よくスタート―。23日、バスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ)の1回戦があり、初出場の大分は福島東稜に75-73で勝ち、全国初勝利を挙げた。キャプテンの後藤楓花(3年)は「緊張でいつも通りのプレーができなかったが、勝つことができてうれしい」と素直に勝利を喜んだ。

 

 初出場同士の対戦となった初戦、互いに緊張で動きが重かった。楠本哲二監督は「気負いがあったわけではないと思うが、シュートが入らなかった」と苦笑い。相手の191センチの留学生の高さ対策は万全だった。ゴール下から遠ざける守備で高さを封じたが、シュートが思うように入らず我慢の時間帯が続いた。そこで先に崩れなかったことは成長の現れだ。「辛抱して(守備から速攻につなげられるように)走ろう」と声を掛け合ったという。

 時間の経過とともに緊張がほぐれると、ポイントガードの梶西未知(2年)が試合を組み立て、ノーマークでシュートを打てる場面をつくった。第1クオーター(Q)をリードして終わると、主導権は大分が握った。

 

両チーム最多の24点を決めた梶西未知

 

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