先制許すも柳ケ浦が試合を制圧 九州高校女子サッカー県大会

2019/09/17
  • 冬の全国大会

第30回九州高校女子サッカー選手権県大会

9月16日 大分スポーツ公園人工芝

柳ケ浦8-1竹田南

 前半6-1

 後半2-0

 

 前回対戦した6月の県高校総体では柳ケ浦が14-0で圧勝。柳ケ浦が圧倒的に優勢の中、創部2年目の竹田南がどこまで善戦できるかがポイントとなった試合は意外な展開でスタートした。

 この日は風が強く、コイントスに勝った竹田南は風上を選んだ。伊達秀憲監督は「あの悔しい敗戦から3ヵ月。まずは1点を奪うことをテーマに取り組んだ」と、失点を恐れずに専攻スタイルで挑んだことが功を奏した。開始早々の1分、大城春歌(1年)のミドルシュートは強風に乗りゴールネットを揺らした。

 

 想定外の先制パンチに揺らいだ柳ケ浦は、全国高校総体に出場したメンバー7人がけがでベンチ入りさえできない苦しい状況だったが、3年生が屋台骨となった。「前半は押し込まれる時間があったが、声をかけ続けることでいつものプレーができるようになった」と岩下綺良々(3年)。9分のゴールは練習してきたセットプレーによるもの。川添ゆず(1年)のCKを安倍乃花(1年)が頭で合わせ同点に追いつくと、流れは一変した。こぼれ球を拾い続け、ボール支配率を高めるとサイドに展開。爆発的なスプリント力でサイドを突破した岩下が攻撃を引っ張り、試合を制圧した。20分に追加点を奪うとゴールショーが始まった。前半だけで6点を奪い勝負を決めた。

 

攻撃をけん引した岩下綺良々(4番)

 

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