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県高校総体 陸上女子 小野萌杏(佐伯鶴城3年) 強気で「制覇」 【大分県】

県高校総体 陸上女子 小野萌杏(佐伯鶴城3年) 強気で「制覇」 【大分県】

大分県高校総体 陸上女子
5月23〜25日 クラサスドーム大分

 女子走り幅跳び決勝で5回目の跳躍。佐伯鶴城3年の小野萌杏はスタート位置に立つと、両手を上げて観客席に手拍子を求めた。気持ちを高め、今大会100メートル4位(12秒18)のスピードを生かした助走から、力強く踏み切った。身長152.5センチの小柄な体が高く舞う。記録は「5メートル71」。自己記録を1センチ更新し、2連覇を達成した。

 跳んで、走る。万能型の小野は三段跳びでも優勝し、400メートルリレー3位、1600メートルリレー5位に貢献した。出場した全5種目で、全国高校総体の出場権を懸けた北九州地区予選(6月19~22日・クラサスドーム大分)に進んだ。キャプテンとしてチームをまとめる立場でもあり、「わたしが強くなければ、みんながついてこない」と背中で見せることを大切にしている。

拂川顧問と跳躍の確認をする小野

 姉の影響を受け、小学1年から陸上を始めた。当初は幅跳びが中心だったが、中学になると100メートルの記録が急激に伸びたという。高校では俊足を武器に、複数種目に取り組んでいる。「それぞれの種目が相乗効果で向上する」という前向きな考えからだ。走り幅跳びを指導する拂川真寿顧問は「競技に取り組む姿勢が抜群に良く、チームメートに好影響を与えている。性格は明るく、学業も優秀」と話す。

 ハチマキの裏には「制覇」の文字を刺繍した。中学時代に出場した全国大会で思うような結果を残せなかった経験から、「どの大会も制覇するという強い気持ちで臨む」という決意の表れだ。

ハチマキに「制覇」の文字を入れた

 目標は走り幅跳びで県高校記録(6メートル07=1972年)を更新し、全国高校総体、国民スポーツ大会、U20日本陸上選手権で入賞すること。課題の空中動作や踏み切りを修正し、目標の達成に向けてギアを上げていく。大分陸上競技協会強化委員長を務める小川健太監督は「軽く、力を抜いて走ることができる。全身の筋力、体力があることで記録が向上している」とみている。

 次の舞台となる北九州地区予選は地元開催だ。「運が回ってきた。優勝を狙う」。その視線はどこまでも真っすぐだ。


(坂本陽子)

大会結果