
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
サッカー
・心を整える
・最後まで走り抜く
・自分たちのスタイルを貫く
初めての全国大会出場だが気負いはない。「愚直に謙虚に」を地でいく保明栄治監督の指導が行き渡っている。今津広大(3年)は「監督が自分たちのことを思って芝の管理や練習の準備をしてくれる。自分たちも頑張らなければと思う」と感謝を口にし、練習に取り組む。今津だけではない。「全国に行けるのは監督のおかげ。恩返しするためには全国で一度は勝ちたい」(大友海翔・3年)との思いは多くの選手にある。
「風紀の乱れは心の乱れ。サッカーより、まずは学生として本分を忘れてはいけない」(保明監督)。サッカー部の1日は自主清掃から始まる。毎朝7時25分から約30分、校内の清掃が日課だ。学業をおろそかにせず、成績が悪ければ練習に参加できない。今の時期は体育の持久走で手を抜いたり、目標タイムをクリアできなければ追走、もしくは練習試合に出場できないペナルティーを課される。
全員サッカーで全国出場権を射止めた
キャプテンの垣内太陽(3年)は「毎日の生活の積み重ねが試合に出ているんだと思う」と実感する。もちろん、サッカーに対しては真摯に取り組み、妥協しないのは当たり前。相手より走る、球際で戦う、攻守の切り替えを早くする。当たり前のことを当たり前にできるから勝利が転がり込む。県予選では最初から最後まで運動量は落ちず、鍛え上げたセットプレーを武器に圧倒的な攻撃力で一気に頂点まで駆け上がった。
周囲からの祝福の声を力に「最後まであきらめない姿を見せて、これまで応援してくれた方々に感謝の気持ちを届けたい」(垣内)と、全国大会でもよそ行きのサッカーにならぬよう、自分たちの愚直なサッカーを貫くつもりだ。大友は「僕らはチャレンジャー。プレッシャーを感じずに思い切ってプレーしたい」と選手全員の思いを代弁した。チーム一丸となって目標の初戦突破を目指す。
全国では初戦突破が目標となる
(柚野真也)
全国大会冬の陣
⑤ラグビー 大分東明 スピードを生かした展開ラグビーでベスト8を狙う
⑨弓道女子 津久見 全国選抜初出場、感謝の気持ちを射に込める
⑩バレー男子 大分南 2枚エースにプラスアルファで勝利を目指す
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