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県ビーチバレーボール選手権 息ぴたり合う県王者 楊志館の2年生ペア 【大分県】

県ビーチバレーボール選手権 息ぴたり合う県王者 楊志館の2年生ペア 【大分県】

第9回大分県ビーチバレーボール選手権
6月6日 田ノ浦ビーチ
男子
優勝 西村日向汰・木下祥汰

 県ビーチバレーボール選手権の男子を制したのは、楊志館の西村日向汰、木下祥汰の2年生ペアだった。天候状態が悪く足を取られる砂浜。インドアとは全く異なる環境の中で、2人は決勝までの4試合を圧倒的な内容で勝ち抜き、頂点に立った。優勝とともに国民スポーツ大会九州ブロック大会(7月17日〜19日、鹿児島)、そして全九州ジュニア選手権(6月27日〜28日、宮崎)への出場権も獲得。次なる舞台へ弾みをつける大会となった。

 ビーチバレーは2人だけでコートを守り、攻撃を組み立てる競技だ。砂の上では思うように走れず、ジャンプ力も落ちる。木下は「足を取られて動きにくい。解消するには練習して慣れるしかない」と話す。その言葉通り、2人は普段のインドアバレーの練習に加え、ビーチでの経験を積み重ねてきた。

昨年も県王者となった西村

 大会前には砂浜での練習量を増やし、独特の感覚を体に染み込ませた。スパイクでは助走距離を短くして足への負担を減らし、レシーブでは前のめりになりすぎないよう重心を調整する。細かな工夫の積み重ねが、安定したプレーにつながった。

 現在のペアが誕生したのは昨年の国スポ九州ブロック大会後だった。前年優勝を経験した西村はペアを変更し、木下と新たな挑戦をスタートさせた。「最初から感覚が合った」という2人は自然と役割を分担。守備範囲の広い西村がコートを支え、木下が力強いスパイクで得点を重ねる。互いの長所を引き出し合う理想的な関係が、今大会の快進撃を支えた。

力強いスパイクで得点を重ねる木下

 西村にとって今回の優勝は通過点に過ぎない。昨年は九州の舞台に立ちながら結果を残せなかった悔しさがある。「今年は一つでも多く勝ちたい」。その視線はすでに次の戦いへ向いている。

 全九州ジュニア選手権には、楊志館から西村・木下ペアのほか、男子3位の一宮優真(2年)・大野青龍(同)ペア、女子2位の藤井瑠那(3年)・岡田すずか(2年)ペアも出場する。一宮は「インドアに還元できるような試合をしたい」、藤井は「一勝でも多く勝てるようにミスを減らしたい」と意気込む。

 県大会で得た自信を胸に、選手たちは九州の舞台へ向かう。その一戦一戦が次の成長につながるはずだ。 (柚野真也)

大会結果