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県高校総体 バドミントン男子 別府鶴見丘 伝統つなぐ12連覇 【大分県】

県高校総体 バドミントン男子 別府鶴見丘 伝統つなぐ12連覇 【大分県】

大分県高校総体 バドミントン
5月23日 クラサス武道スポーツセンター
男子団体決勝
鶴見丘3―1大分西
木津・木元2―0佐藤・牧
堀・日出山2―1工藤・阿南
宮崎0―2吉田
木津2―0阿南

 県高校総体バドミントン男子団体決勝。12連覇を狙う別府鶴見丘は大分西を3―1で下した。勝負の分岐点は第2ダブルスだった。接戦をものにしたことで流れを引き寄せ、最後はエースの木津颯斗(3年)がきっちり締めて12連覇を達成した。

 試合は理想的な入りだった。第1ダブルスでは主将の木津、木元悠人の3年生ペアが登場。九州高校新人大会3位の実績を持つ県内屈指のペアは、立ち上がりから主導権を握った。相手に流れを渡さず、危なげなくストレート勝ち。まずは計算通りの1勝を挙げた。

 続く第2ダブルスが、この日の勝敗を大きく左右した。堀翔太、日出山颯真の3年生ペアは相手の猛追を受け、第3ゲームまでもつれる激戦となった。終盤には先にマッチポイントを握られる苦しい展開。それでも焦らなかった。粘り強くラリーを続けてデュースに持ち込み、最後は勝負どころで連続得点。佐藤友哉監督が「競った試合を勝ち切れるのが強み」と評するペアは、土壇場で真価を発揮した。

優勝に貢献した堀・日出山ペア

 大分西にとっても勝負を懸けたポイントだっただけに、この1勝の価値は大きかった。「相手が仕掛けてきたところを、こちらが取り切れたことが大きかった」。佐藤監督の言葉通り、流れは一気に別府鶴見丘へ傾いた。

 第1シングルスは落としたものの、慌てる様子はない。チームには絶対的な安心感があった。2―1で迎えた第2シングルス。コートに立ったのは木津だった。エースでありキャプテン。ダブルスでも勝利を挙げており、この一戦を取れば優勝が決まる。重圧は計り知れない。それでも木津は終始冷静だった。正確なショットで相手を揺さぶり、自らのペースへ引き込む。試合の流れがどう変わろうともプレーはぶれない。佐藤監督が「自分の芯を持ってプレーできる選手」と評する理由がそこにあった。ストレート勝ち。優勝を決めた瞬間も派手なガッツポーズはない。仲間の元へ歩み寄る姿にキャプテンとしての責任感がにじんでいた。

エースでありキャプテンでもある木津

 別府鶴見丘の強さは、単なる戦力の高さだけではない。県外遠征を重ねながら選手たちが徹底してきたのは、「最後の1点まで諦めないこと」と「自分の役割を全うすること」だった。勝敗を左右する場面でも慌てず、普段通りのプレーを続けられるのは、その積み重ねがあるからだ。実際、ベンチの選手たちも最後まで声を張り上げた。出場選手だけでなく、チーム全員で戦う姿勢が12連覇を支えている。 

 さらに今年は男女アベック優勝も達成した。同じ体育館で汗を流してきた仲間たちがそろって県王者となった意味は大きい。佐藤監督は「エースが2勝したが、エースの勝利ではない。チーム全員でつかんだ優勝」と語った。その言葉こそ、このチームを最も表している。

 九州大会では初戦突破し、確かな手応えをつかんだ。次なる舞台は全国高校総体だ。別府鶴見丘には確かな自信がある。接戦を勝ち切る力、自分たちを信じる強さ、そして役割を果たそうとする組織力。県王者としての挑戦は、これから全国の強豪相手に続いていく。 (柚野真也)


大会結果