バスケットボール女子 序盤のリードを守り切った大分が優勝

2021/04/14
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第75回南九州四県対抗バスケットボール選手権大会県予選

女子決勝 4月11日 大分舞鶴高校体育館

大分110-95明豊

(31-17、27-24、21-30、31-24)

 

 南九州四県対抗バスケットボール選手権大会県予選の女子決勝は、2月の県高校新人大会と同じ顔ぶれとなった。大分が明豊を110-95で制し、新チームになり2度目の頂点に立った。

 大分は序盤から優勢。第1クオーター(Q)に梶西未知と板倉菜緒の2年生コンビが共に3連続得点し点差を広げると、その後も得意のパスワークで翻弄(ほんろう)して逃げ切った。

 

 大分は新チームとなってから徹底したことがある。楠本哲二監督は「ルーズボールやリバウンドなど、一つ一つのプレーに対して手を抜かない。当たり前のことを当たり前にプレーする」と球際の部分での執着心を植え付けた。ドリブル、パス、シュート、ハンドリングといった基本技術を高め土台にすることでボールへの集中力が増し、盤石の試合運びを見せた。

 

 梶西が試合をつくり、板倉は長い手足を生かし、ゴール下で得点を重ねてこの試合最多となる40得点を挙げた。そこに入学したばかりの緒方梨乃(1年)が豊富な運動量で走り回り、速攻でチームを勢い付けた。チームの土台となる3年生はリバウンドやブロックアウトと泥臭いプレーをいとわず、チームを縁の下から支えて勝利を引き寄せた。キャプテンの後藤楓花(3年)は「新1年生が加わりチームとして走れるようになった。課題だったリバウンドの意識が高まり、大会を通して成長できたと思う」と大きな手応えを感じたようだ。

 

県高校新人大会に続き優勝した大分

 

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