ピックアッププレーヤー サッカー男子 伝統のパスワークを支える司令塔、河野歩夢(大分鶴崎2年) 【大分県】

2025/02/12
  • 新人大会

 昨冬の全国高校サッカー選手権県予選に続き、県高校新人大会を制した大分鶴崎。全国選手権出場のため県内33チームの中で、最も結成が遅くなった新チームを河野歩夢(2年)はキャプテンとしてまとめ上げた。まだ経験値の少ない選手たちをけん引する上で、「全国の舞台を経験したことが大きな糧となった」と語る。「初めての全国大会となった全国選手権1回戦で帝京大可児(岐阜)に1-5と大敗したことで全国レベルの高さを痛感した。普段の練習の取り組みから変えなければいけないとチームで話し合った」

 

 河野は身長184cmの大型MF。フィジカルだけでなく、しなやかさとテクニックも兼ね備えており、その高いポテンシャルに注目が集まる。ボールタッチの正確さと長いリーチを生かしたキープ力は特筆すべきものであり、敵陣の狭いスペースでも簡単にボールを失わない。また、左右両足から繰り出される正確なスルーパスも武器。前述の帝京大可児戦の唯一の得点は、ペナルティーエリア左の狭いスペースでパスを受けた河野の縦への仕掛けと、左足での折り返しから生まれた。ボールを浮かせながら相手マーカー2人を振り切った際の、右足の繊細なタッチはトリニータの下部組織で培ったものだ。

 

懐が深く、キープ力の高さが武器

 

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