県高校総体の前哨戦 東龍が磐石の強さを見せる
2018/04/23
- 高校総体
県高校総体前の最後の公式戦となる「全九州バレーボール総合選手権大会県予選会」が22日に最終日を迎え、男子は別府鶴見丘高校、女子は東九州龍谷高校(東龍)が優勝した。
今大会も女子は東龍が圧倒的な強さを示した。新チームとなり4カ月弱だが、例年になく仕上がりが良い。得意の高速バレーに相手のブロックが追いつけず、スパイカーがフリーで打ち込む場面が多く、次々と得点を重ねた。
今年のチームは「セッターで勝つ」と相原昇監督が公言するように、指揮官の目指すバレーボールを体現するのが園田風音(3年)だ。トスにムラがなく、サイド、クイックを自在に使い分け、チームにテンポを生み出す。園田は「今年は全員が平行(トス)で打てる。レシーブが安定すればもっと面白い攻撃ができる。自分が試合を組み立てることができて楽しい」と笑みを浮かべた。
昨年度は全国高校総体(インターハイ)で優勝し、単独校で出場した国体は準優勝、春の高校バレー準優勝。「目指すは日本一。そして3冠。全員が同じ目標を向いているし、達成できる自信はある」と園田の言葉は全選手の思いだ。今年度のチームも大きな期待ができそうだ。
抜群のトスワークを見せた園田風音