県高校総体 バレーボール男子 3年ぶりに王者奪還に成功した大分工業 【大分県】

2024/06/08
  • 高校総体

大分県高校総体バレーボール競技

6月3日 サイクルショップコダマ大洲アリーナ

男子決勝リーグ最終戦

大分工業2(23-25、25-22、25-22)1大分南

 

 決勝リーグ最終戦の舞台に上がったのは昨年の県高校総体以降、県内無敗を続ける大分南と王者奪還を目指す大分工業。互いに2勝し、勝てば優勝という緊迫した一戦はフルセットの末、大分工業が大分南を下し、3年ぶり28回目の優勝を果たした。

 

 試合は第1セットから手に汗握る大接戦となった。高さ、攻撃力で勝る大分南に対し、大分工業は粘り強いレシーブで応戦。高い打点から次々と打ち込まれるスパイクを拾い、つなぎ、エースの藤野功季(3年)らスパイカー陣が得点を決める。派手さはないが、沈着冷静、真面目さが特徴の大分工業らしい堅実なプレーで互角の戦いを見せた。1セット目は僅差で落としたが、第2セットで取り返し、勝敗の行方は第3セットにもつれ込んだ。

 

 命運をかけて臨んだ第3セット。前半は大分南のペースにのまれ、追う展開となったが焦りはなかった。選手たちはキャプテンの遠島飛童(同)を中心に「自信を持とう。いつも通りのプレーをすれば大丈夫」と声を掛け合い、江崎裕之監督は「20点を過ぎたら必ず追いつく。それまで練習してきたことをきちんとやろう」と背中を押した。ゲームが大きく動いたのは終盤。大分南の乱れを突いて4点連取すると、そのまま一気に勝負を決めた。

 

粘り強いレシーブで勝利を呼び込んだ

 

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