県高校総体前特集 バレーボール女子(2) 九州3位となった大分商業が県王者に向けて好調維持 【大分県】

2023/05/21
  • 高校総体

 バレーボールの県高校総体が6月3日から始まる。女子は23連覇を目指す東九州龍谷(東龍)が優勝候補の筆頭であることに変わりはない。盤石の王者に立ち向かうのが全九州総合選手権で3位となった大分商業、この1、2年で急速に力を付けた大分西。県高校総体を前に3校の戦力を探る。

 第2回は県高校総体に向けて勢いが増している大分商業。

 

 地元開催となった全九州総合選手権(5月13、14日開催)で意地を見せた。予選リーグで出た課題を修正し、決勝トーナメント準々決勝では試合の入り方を意識することで勝利を呼び込んだ。序盤からリードする展開をつくり出したのはサーブだった。大村夏生(2年)が相手の急所をしっかりと突き、レシーブを乱すことで連続得点につなげた。

 

 同準決勝も大村の他に猪原悠莉明(3年)や野中美空(2年)の威力あるジャンピングサーブが決まった。今年のチームは「サーブが走れば、チームの強みである守備力が光り、多彩な攻撃につなぐことができる」と森栄一郎監督。鍛え上げられた自慢のレシーブ力に加え、エース猪原がキレのあるスパイクで得点源となる。コートには猪原と佐藤実紗(3年)の他は2年生が名を連ねることが多いが、プレッシャーに負けず、競うようにポイントを決めることで攻撃の的が絞りづらくなる。

 

今年もレシーブ力は高い

 

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