全国高校ラグビー大会 大分舞鶴 花園に照準を合わせた1年間の集大成

2018/12/17
  • 冬の全国大会

全国大会に向けて3つのテーマ

 

・フォワードのセットプレー

・けがからの回復

・意地を見せる

 

 12月27日から花園ラグビー場(東大阪市)で行われる全国高校ラグビー大会。来年のワールドカップ開催を控えラグビー熱が高まる中、県予選で出場切符をつかんだ大分舞鶴は、大会2日目の28日に深谷高校(埼玉県代表)との対戦が決まっている。勝てばAシードの強豪、桐蔭学園高校(神奈川県代表)とぶつかることになる。

 

 新チーム始動当初から、花園に照準を合わせて調整を続けてきた。堀尾大輔監督は、フルバックだった松島聡(3年)を司令塔のスタンドオフに抜擢し、彼を要としながらフォワード、バックスの組織力で勝てるチームに育てた。県の公式戦は無敗で1年を順調に駆け抜け、迎えたこの冬。12月10日に全国強豪の東福岡高校(福岡県代表)を招待して行われた強化試合(おおいたシンボルスポーツ創出事業)では、最終的な課題が見えてきたようだ。

 

 堀尾監督が課題に挙げるのが、スクラムやラインアウトなどのセットプレー。特にラインアウトで1%でもボールの獲得率を上げたい。県予選以前にけが人が続き、その回復具合も鍵を握りそう。だが、主力選手を欠いて挑んだ県予選決勝、大分東明との接戦を制したことが揺るぎない「組織力」を物語っている。全国初戦でぶつかる深谷とは、今春の選抜ラグビー大会でも対戦し分がある。「うちと似たようなチーム」と分析をする堀尾監督は、強気で挑み「意地を見せたい」と語気を強めた。

 

 

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