全国高校サッカー選手権県予選前企画(4) 大分上野丘 守備は安定、遅攻と速攻のバランスがカギを握る
2022/09/17
- 冬の全国大会
3年生にとって最後の大会となる「第101回全国高校サッカー選手権」の県予選トーナメントが、来月8日に開幕する。今年の県内の高校サッカーシーンの総決算となる大一番は見逃せない。ここではシード4校とともに、前大会覇者や注目校を紹介する。
大分上野丘のサッカースタイル
守備重視 ○●○○○ 攻撃重視
サイド攻撃 ○●○○○ 中央突破
リトリート ○●○○○ プレッシング
カウンター ○○●○○ ポゼッション
※リトリート・・・相手にボールを奪われたらすぐに自陣に戻り、守備ブロックを形成して守る戦術
6月の県高校総体で4強入りしたチームは3年生がほぼ引退し、新チームに移行した。元々、2年生が主力としてチームを形成していたチームではあるが、やはり3年生の抜けた穴は大きい。島畑欣史監督は「穴埋めは1年生が担うが、フィジカルの部分で大きな差がある」と頭を悩ませる。
夏休みは基礎体力の向上に重点を置き、追い込んだ。けが人が多く、無理強いをできないこともあったが、一夏を越えてたくましくなった。1年生は先発メンバーに名を連ねるまでになった。中学時代にクラブに所属していた選手が多く、足下の技術は高いため、自陣でしっかりブロックを作っても、ボールを奪ってからパスをつないで相手ゴール前まで運ぶことができる。ただ、相手が守備ブロックを形成する前に攻めるのは難しい。
遅攻と速攻の使い分けが課題となる