自分たちでつくりあげる最高の音楽を目指す 大分豊府高校吹奏楽部 【大分県】

2024/06/10

 新体制となり初めての大会となった「大分県高文連ブラスカーニバル」で金賞・最優秀賞を受賞した大分豊府高校吹奏楽部。3年生の人数が前年よりも少ないことや、先輩たちの後を受け継ぐことに不安もあったというが、見事結果を残した。「この大会が転機となった」と話すのは顧問の中村慎之介教諭。「新メンバーでの初めての大会で、いまひとつ自信を持てなかった生徒たちが結果を聞いて涙を流して喜んだ。自分たちの良さや、やればできるという気持ちを身に付けることができた」

 

 続く「第49回九州アンサンブルコンテスト」でも金賞を受賞。さらに「第7回全九州高校総合文化祭大分大会」では、最も審査員の印象に残った学校に贈られるヤマハ賞を手にした。部員たちにとって驚きの連続だったが、結果を残せたのは謙虚な姿勢とチームの一体感にある。「全員が自分の言葉を素直に吸収し、何事も前向きに受け止めてくれる。一生懸命に音楽に向き合う気持ちと団結力が、一つ一つの大会を乗り越えている」と中村教諭。

 

演奏だけでなく歌や表現にも、明るく元気な部の特徴が見える

 

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