高校生審判員、笛を吹く 内田一颯(大分工業高校)

2018/08/14
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 バスケットボール部の選手として活動し、週末は社会人から高校、中学、ミニバスケットの試合でホイッスルを吹く高校生審判員の内田一颯(大分工業3年)。公益財団法人日本バスケットボール協会公認C級審判員に認定されており、大分県では1人しかいない現役高校生の公認審判員だ。

 

 小学2年生のときに下郡小学校のミニバスケットボールチームに入り、すぐにバスケットボールに魅了された。中学でも選手としてプレーを続け、紅白戦で審判をしたときに「ひとつの笛で試合の流れが変わってしまう」と、選手とは違う責任感を味わい、それと同時にやり甲斐を感じた。2年生のときに左親指剥離骨折し、選手として思うようなプレーができなくなり、審判と選手の“二刀流”を目指すようになる。

 

 大分工業に入学してからも、現役選手としてプレーを続けながら審判の技術を磨いた。その姿が県バスケットボール協会の御手洗亮審判委員長の目に止まり、「本気で審判をやってみないか」と声を掛けられ本格的に審判の道を志した。顧問の福山浩史監督は「彼は意欲的で前向き。選手と異なる視点でバスケを見ることができるからアドバイスも的確。同級生だけでなく後輩にもいい影響を与えている」と話す。

 

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