全国高校サッカー選手権県予選特集 シード8校を徹底紹介(1) 大分 きれいごとを捨て勝ちにいく 【大分県】
サッカー
第105回全国高校サッカー選手権大会(全国選手権)の出場権を懸けた県大会の組み合わせ抽選会が行われた。大会は10月17日に開幕し、37校が全国への一枚の切符を争う。
県高校総体を制した大分が第1シード、3年連続の全国選手権出場を狙う大分鶴崎が第2シード。柳ケ浦、中津東を含めたシード4校がトーナメントの軸となる。決勝は11月15日、大分市のクラサスドーム大分で行われる。
夏の王者として追われる大分、3連覇を狙う大分鶴崎、昨年の雪辱を期す柳ケ浦、県高校総体準優勝から頂点を狙う中津東。それぞれが異なる思いを胸に最後の大会へ向かう。抽選会を終えた4校の主将、副主将に決意を聞いた。
大分 DF矢野晃也(3年)
夏冬連覇へ、もう一段ギアを上げる

県高校総体で優勝し、全国高校総体を経験できたことで、チームには大きな自信がつきました。ただ、僕たちの代はまだ全国選手権に出場したことがありません。夏に結果を残したからといって、全国選手権県予選で勝てる保証はない。だからこそ、どこが相手でも挑戦者の気持ちを忘れず、初戦から全力で戦いたいです。
僕は1年生の頃から全国選手権県予戦の決勝で負ける悔しさを味わってきました。今年こそ絶対に勝ちたいという思いは強いです。県高校総体との夏冬連覇も懸かっていますが、そのためには今のままでは足りません。ここからもう一つギアを上げる必要があります。
今年のチームは仲が良く、苦しい時でも全員で声を掛け合えるところが強みです。僕自身もキャプテン、センターバックとして後ろから声を出し、どんな状況でもチームを前向きにしたい。得意なセットプレーでは得点にも絡みたいです。優勝するために特別なことをするのではなく、一日一日の練習の強度を自分たちで上げ、一つのプレーにこだわる。その積み重ねの先に、選手権優勝があると思っています。
大分鶴崎 MF河野真剣(3年)
3年連続出場へ、全員の心を一つに

県高校総体は優勝を目指していましたが、ベスト8で終わりました。あの敗戦を振り返ると、チームには緩い部分があったと思います。それに気付けたことを無駄にしてはいけない。今は3年生が中心となってチームを変えようとしています。全国選手権県予選では3連覇が懸かっていますが先を見るのではなく、まず初戦から全力でぶつかっていきたいです。
キャプテンとして大切にしているのは、言葉だけではなくプレーで引っ張ること。まず自分が練習から強度を上げる。その姿を見せながら後輩にも声を掛け、チーム全体を底上げしていきたいと思っています。
昨年の全国選手権県予選では決勝の(舞台となった)クラサスドームで緊張して、自分の思うようなプレーができませんでした。ただ、その経験があるからこそ今年は自信があります。先輩たちから経験させてもらった全国選手権の舞台を、今度は自分たちが後輩につなげたいです。そのためにも、もう一度あの決勝のピッチに立ち、今度こそ自分の力を出し切りたい。県高校総体のように一つでも緩い部分があれば勝てません。全員が同じ方向を向き、心を一つにして、3連覇をつかみにいきます。
中津東 GK室谷優心(3年)
九州で知った強度を今大会で

県高校総体は準優勝でした。あと一歩で優勝に届かなかったからこそ、全国選手権県予選で目指すものは一つしかありません。優勝です。最近は練習でもみんながよく声を出すようになり、チームの雰囲気も良くなっています。最後の大会へ向けて、少しずつ全員の気持ちが一つになっていると感じています。
県高校総体で準優勝したことで九州大会を経験できたことも、自分たちにとって大きかったです。特に九州の強豪校と対戦して感じたのが強度の違いでした。体の強さ、球際、ハードワーク。一つ一つのレベルが高く、自分たちも変わらなければいけないと感じました。それからは練習でも強度や切り替えを意識しています。
僕自身はGKなので、まずゴールを守ることが仕事ですが長所であるゴールキックなどのロングボールも生かしたいです。前線へいいボールを配給して、後ろからチャンスをつくる。守備だけではなく攻撃でもチームに貢献したいと思っています。
優勝するために必要なのは強度とハードワーク、そして切り替えです。全員が最後まで走り、一つ一つのプレーをやり切る。総体準優勝の次は、全国選手権県予選で頂点を取りたいです。
柳ケ浦 MF岩崎海翔(3年)
仲間と最後に「いい景色」を

初戦の相手が大分西に決まりました。何となく「来るんじゃないかな」という感じはしていましたが、決まった以上は戦うしかありません。実力のある相手ですが、そこで勝てれば勢いに乗れると思います。まずは初戦。一戦必勝で戦っていきたいです。
昨年は準決勝で大分に敗れました。今年も勝ち上がれば準決勝で対戦する可能性があります。自分たちにとっては因縁の相手でもあるので、今度こそ勝ちたい。そのためにも大会がはじまるまでの練習で、全員が切磋琢磨(せっさたくま)しながらもっとチーム力を高めていきたいです。
3年生にとっては高校最後の大会になります。高校でサッカーを終える仲間もいますし、部員が多いのでメンバーに入れない3年生もいます。それでもみんなが応援してくれる。その仲間たちの思いも背負って、絶対に全国へ行きたいです。
僕は10番であり、キャプテンでもあります。求められているのは得点であり、チームを勝たせるプレーです。最後はみんなで「いい景色」を見たい。そのために必要なのは一致団結すること。自分のプレーでチームを勝たせます。自信はあります。優勝します。
(柚野真也)
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