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日本文理大付属高校吹奏楽部 忍者「くのいち」で金賞 マーチングステージ全国大会で感動を呼ぶ 【大分県】

日本文理大付属高校吹奏楽部 忍者「くのいち」で金賞 マーチングステージ全国大会で感動を呼ぶ 【大分県】

 「動く吹奏楽」といわれるマーチングに魅了された。日本文理大付属高校吹奏楽部は日本マーチングバンド協会(東京都)が主催する第24回マーチングステージ全国大会(2月・大阪府)のコンテスト部門高校の部で初めて金賞を受賞した。2年連続3回目の出場で目標を達成。今年度は第54回マーチングバンド全国大会(12月・愛知県)と合わせてダブルで出場権の獲得と、本大会での金賞を狙う。

マーチングステージ全国大会で金賞を受賞した

 きっかけは2021年、生徒から「マーチングをやりたい」という声が上がったこと。顧問の本田洋二教諭が月に数回程度、外部コーチを招き、専門的な指導を始めた。大きな成果に結びついた昨年度は演奏技術の高い部員がバランスよくそろい、県吹奏楽コンクール(7月)で金賞を受賞する。音楽と動きを融合させるマーチングで「金賞」を狙えるベースがあった。

 昨年8月から、「KUNOICHI(くのいち)」をテーマにした作品づくりに取り組んだ。本田教諭とコーチ陣が考案した基本を踏まえ、生徒が自主的に演技の隊形を考えた。26人の小編成で6分間、NHK大河ドラマ「功名が辻」「花燃ゆ」のテーマソングなどを組み合わせた曲を演奏しながら、忍者に扮したカラーガードとバンドメンバーが「忍法帖」を奪い合うという物語を完成させたのだ。

 今年1月に佐賀県で開かれた九州予選で金賞になり、2年連続で全国切符を獲得。全国大会でも全員が一列に並んで迫力ある演奏をしながら前進する「カンパニーフロント」の見せ場や、手裏剣の形に動く演出などで音楽と視覚による一体感を披露する。見事に金賞に輝き、審査員から「演奏の良さはもちろん、カラーガードの美しさ、隊形がよく考えられている」と講評された。

忍者に扮したカラーガードの渡辺くるみ(左)、マーチングリーダーの山本雷也

 赤い色の衣装で演じたカラーガードの渡辺くるみ部長(3年)、マーチングリーダーでアルトサックス担当の山本雷也(同)は「金賞には驚いた。みんなで意見を出し合い、練習した成果だと思うと感動です」と声をそろえた。

 今年は県吹奏楽コンクールの出場は控えて、マーチングに全力投球する方針という。マーチングバンド全国大会九州予選が11月に別府市、マーチングステージ全国大会九州予選は来年1月に鹿児島県である。まずは二つの大会で出場権を獲得し、全国舞台を目指す。本田教諭は「活動を通して、努力することの大切さや表現力、コミュニケーションを身につけてほしい」と願う。佐伯から全国へ。感動の舞台を届けるため、新たなストーリーに挑む。


(坂本陽子)