OITA SPORTS

7/1 TUE 2025

supported by

大分県畜産公社

サッカー サッカー

スター候補生インタビュー⑤ サッカー 堤聖司(大分高校3年)「どんな形でもいい。泥くさくゴールを狙う」

スター候補生インタビュー⑤ サッカー 堤聖司(大分高校3年)「どんな形でもいい。泥くさくゴールを狙う」

 「シュートのバリエーションが多く、決定力の高いストライカー」と高評価を得て、サッカーJ3の福島ユナイテッドへの入団が決まった堤聖司。高校最後の大会となる全国高校選手権大会の出場は逃したが、これまで積み重ねた得点と試合経験は色あせることはない。「大分中学、大分高校で技術の高い仲間とサッカーができ、成長できた。この6年間の経験を次のカテゴリーで生かしたい」とプロでの活躍を誓った。

 

 

Q:中高一貫校の大分中学・高校の6年間で得たことは?

 中学、高校で全国大会に出場できたのは大きいです。自分がどれだけできて、何が足りないかを意識して練習に取り組めました。レベルの高い選手が多く、毎日の練習で成長を感じることができました。その中で高校2年生の時に出場した全国高校選手権でベスト16になったのは自信になったし、プロを強く意識するようになりました。

 

Q:コロナ禍の中での2020年を振り返って。

 活動できなかった2カ月でフィジカルを鍛えることができました。体が大きくなったし、自分のプレーを見直す時間となりました。試合数が減ったりアピールする場が少なくなったことで、次の進路への不安はありましたが、見てくれる人はいるので練習試合でも全力でプレーしました。

 

Q:昨年秋の九州遠征での練習試合が評価され、プロ行きを勝ち取ることになりましたが、自分で何が評価されたと思いますか。

 ルーテル学院(熊本)との練習試合でハットトリック(3得点)が評価されたと聞いています。やはりF Wである以上は結果が全て。どんな泥くさい得点でも結果を残すことを常に考えていました。自分の特徴である何度も動き直して(ゴール前に)向かうところは長所として伸ばしたいし、もっと体を大きくして当たり負けしないフィジカルを鍛えなければと思います。

 

Q:12月に福島に練習参加したようですが、手応えは?

 スピードが全然違うし、一つのミスが失点につながる。レベルの高い世界だと感じたけど通用する部分もありました。周りがうまいので、いいタイミングで相手の裏へ抜けたらパスがくる。自分の感覚を大事にしながら、相手と駆け引きすれば得点は取れるイメージはできました。今以上に努力して、チームに貢献したいです。

 

Q:サッカーが職業になることへの不安は?

 目標としていた場所だし、厳しい競争社会だと覚悟しています。結果が全ての世界ですが、逆に結果を出せば、もっと上のステージに行くこともできる。やり甲斐しかないです。不安があるとしたら環境の変化。大分を離れての生活は大変だと思うし、気温差に慣れることから始めないと。福島は本当に寒かったけど、サッカーに集中できる環境は幸せです。

 

Q:2021年、どんな1年にしたい?

 試合に出て、チームが勝つことを一番に考えたいです。そのためには点を決めること。結果が全てであることは、これまでと変わらないし、質を高めていきたいです。1年目だからという甘えはないし、臆病になる必要もない。自分らしいプレーを出して、練習からアピールしていきたいです。

 

Q:初ゴールはどんな形で決めたい?

 どんな形でもいい。泥くさく貪欲に狙っていきたいです。それが自分らしさだと思っているので。

 

高校トップクラスの評価を得てプロ入りを勝ち取った

 

 

(柚野真也)

 

スター候補生インタビュー

①野球 若杉晟汰(明豊高校3年)「強気のピッチングで1年目からローテーション入り目指す」

②バレーボール 室岡莉乃 (東九州龍谷高校3年)「最高で金、最低でも金」

③サッカー 弓場将輝(大分トリニータU―18/大分東明高校3年)「死に物狂いでつかんだトップチームへの昇格」

④野球 川瀬堅斗(大分商業高校3年)「高校3年間の野球生活に悔いなし。積み上げたものを出したい」

⑥ソフトボール 森田京(日本文理大学4年)「環境の変化を恐れることなく挑戦したい」

大会結果