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県高校新人大会 バスケットボール女子 発展途上の大分が3連覇 【大分県】

県高校新人大会 バスケットボール女子 発展途上の大分が3連覇 【大分県】

 県高校新人大会のバスケットボール女子で3連覇を達成した大分。昨年末の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に出場した後、年明けから代替わりし、本格的に新チームがスタートして1カ月余り。楠本哲二監督は「時間がない中で、これまで積み上げてきたものだけで戦った」と苦笑い。それでも結果を残したことに、チームのポテンシャルを感じたようだ。

 

 今年のチームは8人の2年生が軸をなす。1年生の頃から「チームNo.1のスコアラー」としてウインターカップや全国高校総体でも活躍した緒方梨乃がキャプテンとなり、コート内外でチームを引っ張る。その緒方に次ぐ得点源として期待される吉岡彩は身体能力が高く、冷静に試合を組み立てる竹谷優希、守備力に定評のある北結月ら個性派がそろう。

 

2年生が主軸の大分

 

 3月の全九州春季大会に向けて、緒方は「組織的なオフェンスと粘り強いディフェンスができるようになりたい」と話す。県高校新人大会では準々決勝の明豊戦で苦戦したが、個々の能力の高さで乗り切った。ただ、九州、全国で勝つためには組織力が重要になることは明確だ。楠本監督は「戦術を明確にし、ある程度の形を落とし込めば組織として機能できる。守備も、昨年から取り組んでいるゾーンディフェンスを九州大会で試したい」と強化プランを練っている。

 

 今年は誰が試合に出ても戦力が落ちず、頻繁にメンバーを入れ替えることができる。「エネルギーを残さず、コートに出た選手が全力でプレーできるのが強み。昨年は攻撃からリズムを作ったが、今年はディフェンスで試合の流れを作りたい」と緒方。昨年から続く県内無敗を継続し、新たなスタイルを確立して全国で勝てるチームにステップアップする。

 

県高校新人大会で3連覇を達成

 

 

(柚野真也)

大会結果

2023年度