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2026全国高校野球大分大会 4校4色 準決戦の舞台へ 【大分県】

2026全国高校野球大分大会 4校4色 準決戦の舞台へ 【大分県】

第108回全国高校野球選手権大分大会はいよいよ準決勝を迎える。頂点まであと2勝。4強に勝ち残ったのは、第1シードの明豊、第2シードの大分商業と大分舞鶴、そして第3シードの津久見だ。安定した投手力、破壊力ある打線、小技を絡めた攻撃、粘り強い試合運び。それぞれの強みを発揮し、激戦を勝ち抜いてきた4校が甲子園への切符を懸けてぶつかる。ここまでの戦いをデータで振り返りながら4強の特徴と勝ち上がりを紹介する。

打率長打率犠・飛打盗塁失策防御率得点失点
明豊.305.34181121.08196
大分商業.346.4906822.76228
津久見.300.40016952.33219
大分舞鶴.319.4687722.88239

明豊
準々決勝 7―6藤蔭
3回戦  7―0大分雄城台(7回コールド)
2回戦  5―0高田

 第1シードの明豊は、2回戦で高田を5―0、3回戦で大分雄城台を7―0の7回コールドで退け、準々決勝では藤蔭との接戦を7―6で制した。ここまで3試合で19得点、6失点。チーム打率3割5厘と4強の中では突出して高くないが、20四球を選び、11盗塁を記録するなど、出塁した走者を機動力で動かして得点につなげている。投手陣は防御率1.08と4校トップ。2、3回戦を無失点で勝ち上がり、安定した投手力が最大の強みだ。守備も3試合で2失策と堅い。準々決勝では今大会初めて6点を失いながら、競り合いをものにした。圧倒するだけでなく、接戦でも勝ち切った経験は大きい。投手力を土台に足を絡めた攻撃で主導権を握る。


【大分商業】
準々決勝 5―3佐伯鶴城
3回戦  8―4中津東
2回戦  9―1国東(8回コールド)

 第2シードの大分商業は、2回戦で国東に9―1の8回コールド勝ち。3回戦は中津東を8―4、準々決勝では佐伯鶴城を5―3で振り切った。3試合全てで2桁安打を放ち、計36安打、チーム打率3割4分6厘は4強トップ。長打率も4割9分と高く、二塁打6本、三塁打3本、本塁打1本と長打も期待できる。3試合で22得点を挙げ、どこからでも得点につなげられる打線が最大の武器だ。投手陣は防御率2.76。相手に走者を許しながらも要所を締め、大量失点を防いできた。8盗塁と機動力もあり、打つだけに頼らない攻撃も強み。準々決勝では佐伯鶴城の粘りを振り切り、接戦にも対応した。強力打線が序盤から流れをつかめるかが勝負のポイントとなる。


【津久見】
準々決勝 10―3大分上野丘(8回コールド)
3回戦  6―5鶴崎工業(延長10回タイブレーク)
2回戦  5―1日本文理大学付属

 津久見は2回戦で日本文理大学付属に5―1で勝利。3回戦では鶴崎工業との接戦を延長10回タイブレークの末に6―5で制し、準々決勝は大分上野丘に10―3の8回コールド勝ちを収めた。チーム打率は3割ちょうど。目を引くのは犠打14、犠飛2の計16犠打・犠飛で、4強の中で最も多い。9盗塁も記録し、走者を確実に進めながら1点を取りにいく攻撃に持ち味がある。準々決勝では10安打で10得点と打線もつながり、長打4本と本塁打1本を記録した。投手陣は防御率2.33。3試合で9失点に抑え、大崩れせず試合をつくっている。延長タイブレークを勝ち切った粘り強さも大きな武器。小技、機動力、勝負強さを組み合わせ、相手にプレッシャーをかけ続ける。


【大分舞鶴】
準々決勝 7―4大分
3回戦  8―4大分豊府
2回戦  8―1三重総合(7回コールド)

 大分舞鶴は2回戦で三重総合を8―1の7回コールドで下すと、3回戦は大分豊府に8―4、準々決勝では大分を7―4で破り、3試合全てで7得点以上を挙げて4強入りした。計23得点は4校最多。チーム打率3割1分9厘、長打率4割6分8厘を記録し、二塁打4本、三塁打5本と長打で一気に好機を広げられるのが特徴だ。7盗塁を決めるなど機動力も備え、相手守備に重圧をかける。投手陣は防御率2.88。3回戦では16安打を浴びながら4失点でしのぐなど、走者を背負っても粘り強く守ってきた。3試合で失策は2つと守備も安定している。ここまで異なる相手に対しても安定して得点を重ねており、勢いに乗ったときの攻撃力は脅威。打線のつながりで試合の流れを引き寄せたい。


(柚野真也)