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県高校総体前特集 バスケットボール女子(3)藤蔭 不屈の精神で立ち向かう 一丸となる強さ 【大分県】

県高校総体前特集 バスケットボール女子(3)藤蔭 不屈の精神で立ち向かう 一丸となる強さ 【大分県】

 県高校総体の開幕が、いよいよ目前に迫ってきた。前哨戦となる南九州四県対抗バスケットボール選手権(南九対抗)県予選を制したのは大分。1月の県高校新人大会王者・明豊とともに、優勝争いの軸は固まりつつある。だが、その構図は決して盤石ではない。頂点を見据えるライバルたちも力を伸ばしている。本特集では、県総体を目前に控えた実力校の現在地に迫る。勢力図は固まりつつあるのか、それとも覆るのか。大分の頂点を巡る戦いは、すでに始まっている。第3回は粘り強さが増した2強を追う藤蔭。

【チームパラメーター】( )は昨年の数値 
オフェンス 6(7)    
ディフェンス 7(6)
リバウンド 7(7)
シュート 7(8)
スタミナ 6(6)
高さ 5(5)

 南九対抗県予選で3位となった藤蔭は、県高校新人大会でも3位に入り、大分、明豊の2強を追う存在だ。今チームは際立って目立つ選手はいないが、最後まで諦めない粘り強さが最大の武器になる。「堅守速攻」を目指し、一番大切な気持ちの強さと、総合力で勝負する。

 主軸は3年生3人となる。チームをけん引するのはエースでキャプテンの升田陽花。全九州高校春季選手権(2月・熊本県)では各県3、4位チームによるBパート準々決勝で、優勝した福大若葉(福岡県)を相手に、升田の得点能力が存分に発揮された。体を張ってポストを守る山崎琴音、どんな場面でも楽しめる藤原レイラらを中心にまとまっている。

得点源となる升田

 南九対抗県予選は準決勝の大分戦でも、全員が最後まで下を向かずに「まだいける」と何度も立ち向かう根性を見せた。1年生5人がベンチ入りし、中でも身体能力が高く、3点シュートが得意な馬場彩沙、身長170センチの高さがある平田愛結らの台頭に期待がかかる。

 平川あいか監督は「ディフェンスの強いチームが一番面白い」と競技の特性を選手たちに伝えてきた。一丸となって守り抜き、相手の隙を見逃さず、攻撃に転じる。身長146センチの松隈絆(3年)ら小柄な選手もおり、「1人で3人分の役割をしよう。コートの端から端まで走り回ろう」という意識を浸透させている。

県総体では大分、明豊の2強に一矢報いることが目標

 昨年との違いは粘り強さ。練習中も「もう1回やらせてください」と選手が指導者に願い出る。できなければ何度も繰り返し、自分たちのものにしようという意識が強い。平川監督は「良い意味で諦めが悪い」と自主性のある選手たちを信頼している。

 県高校総体は優勝を目標に掲げる。堅守はある程度の手応えを感じており、速攻へとつなげる部分の強化が課題という。練習から「プレーの迫力と、一瞬のずれを出さない丁寧さ」に取り組んでいる。升田は「1人ひとりのレベルは高くはないが、チーム力は自信がある。シュートを確実に決めて、最後まで走り切りたい」と誓う。仲の良さで団結し、ブザーが鳴るまで不屈の精神で立ち向かう。


(坂本陽子)

大会結果