夏の主役たちvol.3 陸上女子 5種目で上位を目指す大分雄城台、リレー2種目に期待高まる

2021/07/01
  • 高校総体

 陸上の全国高校総体(インターハイ)の出場権を懸けた北九州地区予選会が6月17~20日に、大分市の昭和電工ドーム大分などであった。大分雄城台の女子チームが5種目で全国行きの切符をつかんだ。穴井伸也監督は、「力のある選手がそろう北九州地区予選でどう戦うかを目標としてきた。狙い通りの結果となった」と振り返る。

 リレーは400メートルで優勝、1600メートルで準優勝した。個人では、100メートル準優勝と200メートル5位の一原彩花(3年)、100メートル5位の戸沢琉華(同)、円盤投げ3位の朝長菜乃(2年)らがインターハイに出場する。

 

 リレーでは「登録選手は誰が出てもいいようにバトンパスは練習してきた」(穴井監督)と話すように、練習からメンバーを固定して成熟を図るのではなく、大会当日に好調な選手を起用できるオーダー戦略(走順の組み方)を立て、どんなアクシデントが起きても対応できるように取り組んだ。

 実際に400メートルリレーは予選までアンカーを務めた選手が故障したため、決勝は1年生を抜てきして大会新記録となる45秒92で頂点に立った。穴井監督は「想定外のことが起きた中で結果を出せたことで次(インターハイ)への期待は高まる」と順位こそ明言しなかったが、表彰台への自信を示した。

 

インターハイに出場する選手たち

 

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