新チームの青写真 バスケットボール女子① 明豊 新王者として九州制覇に挑む 【大分県】

2024/03/03
  • 新人大会

 3年生が卒業し、新チームはどのような青写真を描いているのか。本シリーズでは、バスケットボールの県高校新人大会で4強入りし、九州大会への出場権を得たチームの現在地を整理。さらに強化ポイントをチェックしながら、今後の動向を占う。女子の第1回は、県高校新人大会で2度目の優勝を果たした明豊。

 

【チームパラメーター】( )は昨年の数値

オフェンス 8(8)

ディフェンス 8(7)

リバウンド 7(7)

シュート 8(8)

3点シュート 9(9)

高さ 8(8)

 

 年末の全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)に出場した先発組が、そのまま新チームの主力として残る明豊。県高校新人大会では2005年以来の優勝を果たした。初戦から危なげなく勝ち上がり、決勝では大分に、序盤こそ手を焼いたが81-53で快勝した。杉山真裕実監督は「大会中にけが人が出て悪い空気になった。決勝の内容は全く満足できるものではなかった」と歯切れが悪かった。

 

 収穫がなかったわけではない。追われる立場を経験し、苦しみながら勝ち抜いたことは、これまでにない経験だ。杉山監督は「慌てることはない。結果を出して修正できることをポジティブに捉えたい」と気持ちを切り替える。キャプテンの末永瑠奈(2年)は「負けが許されず、対戦相手が対策を練ってくる状況で勝てたことは良かった。ただ、私たちは県大会で他校を圧倒し、全国で勝てるチームになる」と高みを目指す。

 

先発は昨年から同じメンバーがそろう

 

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