
【指導者の肖像〜高校スポーツを支える魂〜】 信じる力が未来を変えていく 柳ケ浦高校バスケットボール部監督・中村誠(前編)
バスケ
新チームとなり、初めての公式戦となった県高校新人大会。男子バスケットボールは、別府溝部学園が2年ぶり3回目の優勝を飾った。一方、優勝は逃したがベスト4に勝ち残り、6月の県高校総体までの課題と収穫を得た3校のキャプテンに現状を聞いた。
柳ケ浦
決勝 90-93 別府溝部学園
準決勝 87-69 上野丘
仲宗根州河(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
準決勝までは思うようなプレーができず、自分たちらしいバスケができなかったです。決勝は試合の入りから集中できて良かった。試合終了の30秒前までは思うように試合を進めることができたけど、勝ち切ることができなかった。自分を含め、最後に気が抜けたのかもしれません。
Q:今年のチームの特徴は?
一人一人バスケが好きで、バスケをできる幸せを感じながら毎日の練習をしています。スタイルは激しいディフェンスからの速攻、ドライブからキックアウト(インサイドからアウトサイドへ出すパス)で3ポイントシュートを決めるプレーを得意としています。
Q:今後に向けた課題は?
最後まで試合に集中して勝ち切ること。試合に向かう姿勢や強い気持ちが必要です。負けたくない、勝ちたい気持ちを前面に出していきたいです。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
自分の持ち味はドライブからのジャンプシュート。勝負どころで自分が点を取りたい。そして、声を出して仲間を勇気づけたいです。
大分舞鶴
シード決定戦 73-70 大分上野丘
準決勝 78-89 別府溝部学園
清末純平(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
ルーズボールやリバウンドに向かう気持ちが、他のチームより、優勝した溝部は強かったと思います。新チームでの第一歩となる大会で、みんなの勝ちたい気持ちは出ていた。チームが一つになれたのは感じました。
Q:今年のチームの特徴は?
自分たちは身長が低いので、戦う姿勢でカバーしたい。いいシューターもそろっているので、インサイドを使ったパスワークからシューターが仕留める形で流れをつくりたいです。野球部が甲子園に出場し、ラグビー部もテニス部も全国大会で活躍している。いい刺激を受けているので、自分たちも負けられない思いは強いです。
Q:今後に向けた課題は?
上位チームと対戦し、攻めどころが分かったので、次の大会では改善できそうです。練習で課題に向き合い、次は圧倒して勝てるような試合をしたいです。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
前からディフェンスをして、スピードと走力で上回りたい。ドライブインが自分の持ち味。そこは通用したので、自信を持ってプレーして、チームを勢いづけたいです。
大分上野丘
シード決定戦 70-73 大分舞鶴
準決勝 69-87 柳ケ浦
一宮裕貴(2年)
Q:県高校新人大会を振り返ってください。
大会前にけがをして試合に出られず、チームに迷惑を掛けた。その中で準決勝まで勝ち上がってくれた。自分が出ていればと思うこともありますが、みんなが持てる力を発揮して、頑張ってくれたと思います。
Q:今年のチームの特徴は?
昨年のチームは絶対的なエースがいたのでオフェンス力は下がったかもしれませんが、総合力では上回っていると思います。最終学年となるので自分たちの代がチームを引っ張って、これまで成し遂げることができなかった全国大会に出場したいです。
Q:今後に向けた課題は?
ディフェンスとリバウンド。絶対的な高さがないので、そこは個人が体を強くして、当たり負けしない体を作るなど対抗できるようにしなければいけない。ルーズボールに対する執念であったり、一つ一つのプレー精度を上げる必要があると思っています。
Q:どんなプレーでチームを引っ張っていきたいですか?
まずはけがを治さなければいけない。今は客観的に俯瞰(ふかん)してチームを見ることができるので、コートに立てない間に気づいたことをみんなにアドバイスをしたり、声を出して外からチームを盛り上げたいです。
(柚野真也)
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