「最後まで一球一球を追う」 大分舞鶴高校野球部

2020/06/06
  • 高校野球

 全国高校野球選手権大分大会の代替大会となった「2020県高校野球大会」に向けて、大分舞鶴の安東和樹監督は「3年生は優勝しても引退、負けても引退。大会が始まるまで50日ぐらいだが最後まで一球一球追っていこう」と呼び掛けた。キャプテンの新名凌馬(3年)は、「甲子園に出て強いチームと対戦したかったが、代替大会が開催されるのはうれしい。優勝が目標。高校最後の夏は3年生21人と一緒に笑って終わりたい」と話した。

 

 部活動の休止に始まり、春の県大会の中止、全国高校野球選手権の中止など、春先からこれまで想定外のことが多く起きたが、3年生を中心に動揺はなかった。平田真裕(3年)は「これまでもテスト期間中に全体練習はなかったし、自主トレは慣れていた。いろんな大会が中止になったのは残念だったが、全員が勝つことだけを考えて行動していた」と振り返る。新名を中心にメールやSNSで自主練習の内容や、体力強化の参考になりそうな動画を見つけては共有した。筋肉量、体重が増えたのは平田だけではない。全体練習再開時には、ほとんどの選手が3、4㌔増量していた。

「死に物狂いの3年生を見届けよう」と語った安東和樹監督

 

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