県高校総体 自転車男子 2年生ポイントゲッターが活躍した別府翔青が優勝 【大分県】
2024/05/28
- 高校総体
県高校総体・自転車競技の男子学校対抗で別府翔青が優勝した。5種目で優勝し、全12種目で上位陣に名を連ねる総合力の高さが光った。
中でも、大後戸颯青、小岩虎ノ介の2年生コンビがポイントゲッターとなった。持久系競技を得意とする大後戸は、4km速度競争、ロードレースで優勝。個人10競技のうち5種目で上位3位に入るなど35ポイントを稼いだ。本命のロードレースでは連覇を達成、「積み重ねた練習が結果となっただけ」と感傷に浸ることはなかったが、誰よりも長い距離を走った自負がある。
中学3年から大分市のサイクリングクラブに入り、本格的に競技を始めた。一人で黙々と練習し、1日80kmを走ることも珍しくなかった。高校に入ってからも毎日往復40km余りを自転車通学し、練習でこぎ足りないときは別府の峠を越え、湯布院経由で帰宅することもある。母の千春さんは「マイペースだが、好きなことを見つけたら没頭するタイプ。やりたいことをやればいい」と温かく見守る。
3月の全国高校選抜大会では4km速度競争で8位、ロードレースで10位となった。「全国のレベルの高さを感じたが、上を目指したい」と日本一に向けて静かに闘志を燃やす。
ロードレースを得意とする大後戸颯青