県高校総体前特集 バレーボール女子(2) ベテラン監督が着任し、新生・国東がスタート

2022/05/12
  • 高校総体

 バレーボールの全国高校総体への出場をかけた県高校総体が、6月4日から3日間行われる。全試合3セットマッチのトーナメント方式となり、準決勝以降は勝ち上がった4チームによるリーグ戦で王者を決める。今回は男女とも例年と顔ぶれの変わった今大会のシード校を紹介するとともに、注目選手などを紹介する。

 女子の第2回は、13日から始まる全九州選手権に出場する国東。

 

■昨年度の主な成績■

県高校新人大会 3位

春の高校バレー県予選 3位

県高校総体 3位

 

 4月1日に国東に着任し、3年ぶりにバレーボールの指導にあたっている63歳のベテラン辻郁徳監督。就任して約2週間後の全九州総合選手権大会の県予選では、第2シードの臼杵に勝利して決勝に進出した。東九州龍谷に敗れはしたが、準優勝となり本戦の切符を勝ち取った。辻監督は「前任の監督のおかげ」と語ったが、随所に辻スタイルが見られた。

 

 「選手との信頼関係があってこそ。わずかな練習期間しかなかったが僕の指導を信じてくれた」と辻監督。初日の練習では「短時間で大きな成果を得られる練習でなくてはならない」と話し、スポーツは習慣のゲームだからこそ、反復練習や連続練習が重要と説いた。選手は練習時間が短くなり不安を抱いたが、丁寧に説明して理解を深めた。指導に対して不満があれば「ダメと決して言わないが、できないとも言わせない」と、落としどころを探して気持ちよく練習ができる態勢を整えた。

 

全九州総合選手権大会県予選では2位となった

 

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