国スポ アーチェリー少年女子 3連覇ならずも次につながる準優勝 【大分県】

2024/10/08
  • 国スポ

佐賀国スポ アーチェリー少年女子

10月7日 鹿島市陸上競技場

決勝 大分4-5滋賀

 

 3連覇への快挙には一歩届かなかった―。佐賀国スポのアーチェリー少年女子は決勝トーナメントを勝ち上がり決勝に進出。予選1位の滋賀と同2位の大分との対戦は4セット終え4-4で、勝負はつかずシュートオフ(延長)にもつれる接戦となった。3人がそれぞれ1射し、力およばず24-26の僅差で敗れた。勝負が決した瞬間、気丈にチームを引っ張った石井美羽(大分東明2年)の目から大粒の涙がこぼれた。「頑張った。悔いはない。だけど3連覇できないことが悔しかった」

 

 石井と沢田こころ(大分東明2年)は中学2年の頃から国体(現・国スポ)に出場し、小野翔音(別府翔青1年)を加えた新メンバーで3度目の優勝を狙った。撃ち順を沢田、小野、石井と並べた。「最初と最後は緊張するので、2番・小野にしてリラックスして引けるようにした」(石井)のは心遣い。決勝は1セットを先取したが、2、3セットを取られ逆転、後がない4セット目に入る直前に円陣を組み、石井が「3連覇行くぞ!」と大きな声をかける。「自分たちに気合を入れるためでもあったが、相手にプレッシャーをかけたかった」と心理戦に持ち込む狙いもあった。

 

3連覇を逃し悔し涙を流す石井美羽

 

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