ウインターカップ県予選特集 バスケ男子③ “3年生力”が高まり、チーム力は上向きの柳ケ浦

2020/10/16
  • 冬の全国大会

 全国高校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ) 県2次予選が24日から始まる。1次予選から勝ち上がった4校がシード4校に挑み、その勝者が準々決勝から出場するスーパーシード4校と激突する。男子の県予選特集第3回は、3年ぶりのウインターカップ出場を目指す柳ケ浦。

 

 7月の県高校総体は「気持ちが整わず、ミスから崩れた」(中村誠監督)。準決勝で別府溝部学園に大差で敗れ、目の色が変わった。特に控えに回ることが多かった3年生が、「このままでは終われない。ウインターカップが全国への最後のチャンス」(仲間廉人)と照準を今大会に合わせ、チームを立て直した。

 

 走力を伴った強度のある守備とアウトサイドを得意とするチームカラーだったが、昨年からモンゴル人留学生の長身センター・ドゥルグーン(2年)が加わったことで“自分たちのスタイル”がぼやけたのは確か。地上戦こそが柳ケ浦の武器。守備から攻撃への切り替えとスピードを磨き、遅攻となれば1対2の局面をつくり、外角からのシュートを狙うスタイルを明確にした。チームの方向性が固まると、そのために必要なプレー、どんな適性を備えた選手が必要になるかは必然と明らかになる。

 

今大会のキープレーヤーの一人、田村雄帆

 

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