全国高校サッカー選手権大会特集② 県南唯一のシード校・日本文理大学附属

2019/10/02
  • 冬の全国大会

 全国高校サッカー選手権大会県予選が10月19日から始まる。前大会優勝の大分を筆頭に柳ケ浦や大分工業が続く。ここではシード校を中心に注目校に迫る。第2回は県南の強豪校・日本文理大学附属。

 

 今年は6月の県高校総体を最後に引退する3年生が多く、早い段階から新チームへ移行した。上級生が抜けたことで1、2年生の練習に取り組む意識が高くなり、全国選手権県予選に向けてチーム内の雰囲気は良い。

 

 県南唯一のシード校として保明栄治監督は「県南には素晴らしい選手が多い。小中学校の選手が憧れ、地元の高校に通い、全国を狙えるようなチームにしたい」と目標を語り、日本文理大学附属のスタイルを築き上げた。コンセプトは「数の意識」。攻守で数的有利をつくることを意識して動き、ダイレクトパスを駆使してシンプルにゴールを目指す。

 

 年間通して行われる「高円宮杯JFA U-18サッカーリーグ2019(OFAリーグ)」では1部に所属し、現在10チーム中最下位と苦戦している。しかし、直近の試合では大分工業に勝利し、調子は上向きだ。全国選手権県予選の戦い方について、保明監督は「トーナメントは何が起きるか分からない。守備力を上げて失点を抑え、数少ないチャンスを得点につなげられるような勝負強いサッカーをしたい」と話す。まずは初戦突破し、大分鶴崎や情報科学などの勝ち上がったチームとベスト8を懸けた試合を制したい。そこから県南の新しい歴史が始まる。

 

全国選手権県予選に向けて仕上がりは上々

 

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