南九州四県対抗選手権大会県予選 バスケットボール女子 大分が王者に返り咲き 第4クオーター勝負を制す 【大分県】
バスケ
第79回南九州四県対抗バスケットボール選手権大会大分県予選
4月12日 クラサス武道スポーツセンター
男子決勝
柳ケ浦81(20―21、25―14、15―14、21―17)66別府溝部学園
バスケットボールの南九州四県対抗バスケットボール選手権大会の県予選男子決勝。柳ケ浦は別府溝部学園を81―66で下し、頂点に立った。3月に高校年代最高峰の「U18日清食品トップリーグ」参戦を決めたチームにとって、この一戦は「勝って当然」という重圧との戦いでもあった。
しかも主力の得点源2人をけがで欠くという想定外の状況。試合は立ち上がりから硬さが見え、第1クオーター(Q)は20―21とリードを許す展開となる。北野琳斗代理監督が「どういうゲームになるか不安もあった」と振り返るように、選手たちには戸惑いと緊張が漂っていた。
それでも第2Qは、試合の流れを引き寄せたのは代役ではなく、新たな軸としての自覚だった。207センチの留学生ファデラ・ママドゥ(3年)を中心にインサイドで起点をつくり、天野大空郎(同)がジャンプシュートやドライブで得点を重ねる。さらに守備の要である川崎斗夢(同)がこの日は攻撃でも存在感を示し、2桁得点をマーク。攻撃の構成が徐々に形を成していく。

前半を終えて45―35。10点のリードは、単なる点差以上にチームに落ち着きをもたらした。北野代理監督も「10点から15点差を保てば簡単には追いつかれない」とみていた通り、その後は試合の主導権を譲らない。
後半はママドゥと山崎瑛介(3年)によるダブルポストが機能する。ハイポストとローポストを行き来しながら相手守備を揺さぶり、確実に得点へとつなげていく。山崎は中継役として巧みにボールをさばき、攻撃の潤滑油となった。北野代理監督が「パスは非常に良いものを持っている」と評価する通り、チームの連動性を高める存在である。
一方で課題も明確になった。北野代理監督は「日本人選手が欲しい場面で点を取ること」「1対1のディフェンスで相手のエースを抑え切ること」を挙げる。主力不在の中で浮き彫りになったのは、個の打開力と守備の強度であった。

それでも、リードを詰められかけた場面で崩れなかった点は評価に値する。選手同士がコート上で言葉を交わし、状況を修正しながら再び流れを引き戻す。北野代理監督が「自分たちで話して点差をキープできた」と語るように、チームとしての成熟も感じさせた。
目指すのは「超攻撃型スタイル」の完成だ。点を取れる選手が増えるほど、その破壊力は増していく。主力が戻るかどうかにかかわらず、今いるメンバーでどこまで上積みできるか。全国高校総体(インターハイ)、全国高校選手権大会(ウインターカップ)、そしてトップリーグへ。柳ケ浦の挑戦は、ここからが本番だ。
(柚野真也)
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