トリニータ 3試合連続ゴールを狙うオナイウ阿道

2019/04/26
  • 大分トリニータ

 昨季12得点した藤本は、序盤戦でコンスタントに得点できなかった要因を「パスの出し手に合わせてしまった」と語ったことがある。その経験をオナイウに伝えた。「自分から動き出せば、しっかりとそこにパスが来る。たとえパスが来なくても、このタイミングだったら出せないんだなということが分かる。どういった動きが悪いのかを理解することができる」(藤本)

 

 ここ数試合のオナイウは、「前よりも自分がどう動いたら、どこが空くのか分かってきた」とスペースをつくる動きが明確になり、それに伴い藤本ら前線の選手とのコンビネーションがかみ合いはじめた。パスの出し手であるMF松本怜は「ボールを受けに下りて、そこから裏へ抜けるようになった。そのタイミングに合わせれば(オナイウ)アドの良さが出てくる」と藤本とのホットラインを形成したように、オナイウとの阿吽(あうん)の呼吸をつかんでいる

 

 藤本へのマークが厳しくなっている今だからこそ、もう一つの大砲が確立すれば、チームにとって大きな武器となる。3試合連続ゴールに向け、C大阪戦で“アド砲”が炸裂することに期待したい。

 

得点源としての期待は大きい

 

(柚野真也)

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