
サッカーU―17日本代表 代表の誇りを胸に、平野稜太が世界へ挑む 【大分県】
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大分トリニータは30日、ホームの昭和電工ドーム大分で広島と対戦する。MF松本怜にインタビューした。(大分合同新聞連動企画・新聞は29日付朝刊に掲載)
「片さん(片野坂知宏監督)と出会って本当にチームのためのプレーを考えられるようになったし、サッカー観を広げてもらったと思っています」と話す松本怜選手。2013年、J1の時に入団し、J2、J3降格を味わった。「6年間つらい思いをしてきたけど、頑張ったからこそ得られたチャンス。すごく楽しんでいます」と爽やかな笑顔を見せた。
―チームは好調! 中でも後輩(藤本憲明選手=青森山田高校の後輩)は絶好調ですね。
僕たちは個ではなく「チーム力」で戦っているので、チーム全体で(戦術を)合わせてやった結果だと思っています。それとスタッフ陣のスカウティングの精密さだったり、いろんなことが(横浜FM戦での)勝利につながっています。まだまだ足りない部分が多いので、もう一段階、上がっていかなければと。でもアイツ(藤本選手)が決めてくれるのはありがたいですけどね(笑)。
―皆さん、サッカーが楽しくて仕方がないように見えます。
それは「今」ということではなく、片さんになってから継続してやってきたことが(トリニータのサッカーという)形になって表れてきたということ。あとは、やっぱり上のレベル(J1)になり、強い相手とやるのは本当に楽しいです。
―走り負けていませんしね。
チームが掲げている事だし、ハードワークをしないと、このサッカーはうまくいきません。こうして結果が出ているのは、まあできてるってことなのかな。
―フィジカルコーチの存在も大きいですか?
もちろん。フィジカルの相談をしやすくなったし、こと細かくプラスアルファを教えてくれます。監督からは「(数値を)気にしすぎるな」と言われていますし、数値を追求したところでプレーが変わるかと言われたらそうでもない。「走りの質」にこだわるほうが大事かなと思っています。
―今後は研究されて厳しい戦いになってくるでしょうね。
J1だし、間違いなくうまくいかない時が来るだろうと思いますが、自分たちのスタイルを基本に変化を加えながら、自分たちで考え、戦い抜いていくことが今後の鍵になると思います。
―チームメートから「プレーが若い」と言われるとか。
30(歳)を過ぎると、どうしてもスピード感のないプレーになりがちですが、自分はスピード系なので「衰えない走力」を強みとしてやっていければいいなと。スピードが落ちないことは選手生命が長くなる秘訣(ひけつ)だと思うので、そこを周りから褒められるとうれしいです。
―ゴールポストに激突したことがあるそうですね。
中学生の時です。激突した後、すっと立ち上がって、30分ぐらい普通にプレーしてたみたいで…。その間の記憶はおろか激突したことも全く覚えていませんでした(笑)。広島戦もこれまでの試合と変わらず、いい準備をして勝ちにつなげられたらいいなと思っています。応援よろしくお願いします。
(小野郁)
=プレー写真は大分トリニータ提供=
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