高木駿 攻めのGK、積み上げた自信は揺るがない

2018/11/10
  • 大分トリニータ

 相手のクロスボールに果敢に飛び出し、弾き返す。今季は高木の好セーブで勝利した試合が数多くある。反対に積極性が裏目に出て失点に絡んだこともある。それでも「挑戦しなければ成長はない」と下を向くことはなかった。丁寧な攻撃の組み立てを志向しながら、パスに食いついた相手の逆を突けば活路が開ける。相手の目先を変えるような背後への大きな展開も取り入れる。パサーならいざ知らず、相手を引きつけて慌てずにパスを回せるGKは数少ない。GKができることの幅が広がればチームの幅が広がると、高木は楽しんでいる。

 

 残り2試合。「42試合分の1なのは変わらない。僕らがずっとボールを持っていれば相手は攻めることができない。いつも通り戦うだけ」。高木の言葉から、自分たちのスタイルに対する揺るぎない自信が感じられた。失敗と成功を繰り返し、時間をかけて築いていったものは、簡単に崩れることはない。

 

フィールドプレーヤーの一人として攻撃も参加する

 

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(柚野真也)

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